土生金の流れを考える
ここのところ、ようやくコロナ禍からの脱出傾向が見られ、本業の方でご新規のお客様も増えて参りました。(鑑定士Hiromiは、当サロンの他に、もう一つ事業をしております)
本業の方は、電話以外でお店に連絡を頂く場合は、必要な情報を入れないと送信できないメールフォームではなく、メールアドレスに自由な書式で直接送ってもらうように設定しています。ところが、面識が無いのに、名前を書かずにメールを送ってくる人がたまにいます。
何でしょう、手紙どころかメールすらあまり書かなくなって来たせいでしょうか。SNSと同じ感覚で、用件だけをぶっきらぼうに書いてくる人が増えました。
先週もそんなメールが来ました。
名乗らず、こちらの都合を尋ねることもなく、一方的に自分の要求だけをズラズラ書き連ねて、どことなく上から目線の言葉遣いで、予約したいとのことでした。
私がどう対応したかと言うと、速攻でお断りしました。
基本的に名無しメールは失礼だと思っていますので、すべて断ってます。
本業で何をしているかは明かしませんが、一度依頼を受けたらお付き合いが長くなる可能性の高い商売をしております。
それなのに、常識のない、失礼な人と関わってしまうと大変です。
この先ずっと嫌な思いをしなければなりせん。
経験上、失礼な人はずっと失礼なので、本当に精神的に消耗しますし、将来とんでもないクレーマーに変身する可能性もありますので、危険すら感じます。
自営は自衛しないと続きません。(…上手いこと言っちゃったわ)
それでですね、単なる愚痴を書きたかった訳ではなく、算命学に携わる身としては、このような失礼な人たちには、どの星の要素が欠けているのだろうと考えてみたのです。
まず、礼儀というのは陰の金性である牽牛星です。
その牽牛星が欠けているというのは、それを生み出す土性も欠けていると考えます。
(ここでの話は、命式に実際その星があるかどうかは関係ありません。親の躾、教育などで後天的にいくらでも身に付く要素です)
土性にも陰陽ありまして、ごく限られた範囲の人、例えば家族などに対する愛情は、陰の土性である司禄星で、もっと広い範囲での他人への愛情や思いやりなどを司るのは、陽の土性である禄存星です。
つまり他人への愛や思いやりがあれば、自然と礼儀が生まれてくるということです。
土生金、禄存星→牽牛星という流れですね。
先述のメールの件で言えば、名も名乗らない人から連絡が来たら、相手が不安に思わないだろうか、相手の都合はどうだろうという配慮があれば、名無しの上に、自分の要求だけ連ねるメールにはならないはずです。
さて、ここまで書いてもう一つ頭に浮かんだことがあります。
多目的トイレで性行為に及んだ芸人Wさんのことです。
あのニュースには嫌悪感を持った女性も多いと思います。
ただの不倫だったらそんなにダメージも大きくなかったと思いますが、何せ多目的トイレですからねぇ。女性からしたら、もう生理的に無理です。
セックス依存症との噂もありますが、なんにしても土性(愛情)の欠如です。
たとえ行きずりの関係だったとしても、相手の女性に対して、幾ばくかの愛、思いやりや配慮があったら、トイレではしないでしょう。
まるで物扱い、性欲処理機です。
だから暴露されるんですよ。粗末に扱われた恨みは深いです。
愛(禄存星)の無さが、礼儀(牽牛星)を欠けさせ、結果として牽牛星の別の意味でもある、名誉・名声も失いました。
復帰されたようですが、ちょっと厳しいんじゃないですかね。
メールの話から下世話な話になってしまいましたが、礼儀は愛から生まれるんだよ、というお話でした。
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