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若年期の天堂星

先日、壮年期の天馳星について書きました。


本来、社会でバリバリ働いて一番活躍する時期に、あの世の星が来るというのは、人生上のアンバランスになります。


それと同様なことが他の星でも起こります。


もう20年くらい前ですが、小・中・高とずっと学校が同じだった友人と二人で食事に行ったことがあります。

昔話に花を咲かせていた時に、友人が言いました。


「小学校時代のあなたは可哀想だった」


「可哀想?どんなところが?」


別にいじめられていたというわけでもなく、劣等生でもなかった私は、意外に思って聞き返しました。


「小学校3年生とか4年生とか、そのくらいの頃、まだ皆が『劇場版ドラえもん』とか見てる時期に、あなたは『ネバーエンディングストーリー』(註:ドイツ・アメリカ映画)が良かった!とか一生懸命話してたけど、誰も話に付いて行けないから無反応で、傍から見ていて辛かった」


確かに『ネバーエンディングストーリー』にハマってた時期がありました。


「ハハハ!そうやったんや。私のことだから、皆が白けてるのに構わず語ってたんやろうなぁ」


そんなエピソードは他にもあって、私は小学校3年生頃から、深夜にやっていた『MTV』とか小林克也の『ベストヒットUSA』などを観だして、洋楽が大好きになり、同時に夜型人生のスタートとなりました。当時は、マドンナやシンディ・ローパーなどがデビューしたばかりの頃で、洋楽の黄金期でもありました。


流石に洋楽アーティストについて熱く語るということは、学校ではしてなかった(はず)ですが、5年生の時に

「Hiromiちゃんは、光GENJI(ジャニーズ)の中で、誰が一番好き?」

と聞かれ、本当は誰も好きじゃないのに、適当なメンバーの名前を挙げていました。


高学年にもなると、適当に話を合わせるという対人スキルを身に着けるのですねぇ、偉い、私(笑)。

ちなみにその頃は、『ラストエンペラー』が大ヒットした坂本龍一にハマってました。


そんな記憶が次々と蘇り、そりゃそんな姿を傍から見てたら可哀想に思うわな、と納得したのです。


私の若年期には、天堂星が回ってます。

これは老人の星です。


若年期に天印星とか天貴星などの子供らしい星が回っていれば順当ですが、老人の星が来ちゃうのは何とも具合悪い。


妙に達観した子供になりやすく、周りから浮いてしまいがちです。

でもそれ故に世代の違う人たちとは話が合やすく、意外な交流が生まれたりします。


天堂星は「間断の気」と言って、同世代とのコミュニケーションはうまくいきません。

どうも級友や年の近い恋人と話が合わなくて居心地悪いという方は、すごく年上とか年下の人と交流を持つと上手く行きますよ。

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