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食に興味がない人

つい先日、吉行和子さんのインタビュー記事をふと目にしました。

「人と暮らせない」という見出しに興味を持って読んでみたのですが、もう一つ、吉行さんは面白いことを言っていて、「食事も料理も嫌い」なんだそうです。

「人と暮らせない」は私も同じなので大いに共感できますし、「料理が嫌い」というのも理解できます。基本、面倒臭いですよね。特に後片付けは苦行。

だけど、「食事が嫌い」は全く理解できません。私も料理は嫌いですが、美味しいものを食べたいという欲求はあります。

だから、お金が潤沢にあって、美味しいお店が近所に沢山あれば、たぶん毎日外食してると思いますが、残念ながらどちらも乏しいので、渋々毎日自炊してます。でも、どうせやるなら不味い物は食べたくないので、調味料やスパイスなども色々試してみたり、レシピ動画を見たりして工夫します。だから結構美味しいものが作れます。ところが、吉行さんはこんなこと言ってます。

食事は「最低限の栄養素補給」  
だいたい私は食べること自体も好きじゃありません。仕方なく「最低限の栄養素を」と考え、ヨーグルトとかお肉や魚、野菜を食べているけれど、すべて薬だと思いイヤイヤ飲み込んでいる。コロナ禍になって苦手な料理も自分でするようになりましたが、本当に苦痛。うちには油のほかには塩、コショウ、醤油くらいしか調味料がないから、そもそもおいしくなりようがないの。毎度“なんて下手なんでしょう!”“あぁまずい!”なんて悪態をつきながら口に食べ物を放り込んでいるんですから、寂しいとかいう以前の問題です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8c9b4adba8851a01a8d62b296293cf479dc3cce3

『毎度“なんて下手なんでしょう!”“あぁまずい!”なんて悪態をつきながら口に食べ物を放り込んでいるんです』
って、吉行さん、面白過ぎます。

これを読んで、たぶん吉行さんは鳳閣星が無いな、と思いました。
ということで調べてみました。

(やっぱり無い。ちなみに「人と暮らせない」は調舒星×2の影響だね)

予想通り、鳳閣星はありませんでした。

今まで何度も当ブログに登場してますが、鳳閣星は食べることに困らない食禄の星です。お金が無いなら無いなりに、何でも美味しく頂ける星。

これまでは「鳳閣星がある人」という視点で書いて来てますが、じゃあ、無い人はどんな感じ?という疑問の答えが、きっと吉行さんですね。

私には鳳閣星があるので、無い人の感覚は、たぶん一生理解は出来ないけれど、参考にはなります。

実はこの話題に関連して、もう一人気になった方がいます。
昨年お亡くなりになった渡辺徹さんです。

徹さんは若い頃はスリムでしたが、中年以降はぽっちゃり体型で、ドカ食いしてる映像も何度も見ていたので、てっきり鳳閣星があるものと思っていました。

ところが、下記のインタビュー記事を読みまして、「いや、違うな」と思って命式を調べてみたのです。

(これが、そのインタビュー記事。2012年9月掲載)

記事の中で、医師とのやり取りが紹介されています。

医師からも、こう言われました。
「美食家になれ。もっと、食べ物に興味を持て」。印象的な言葉でしたね。
「渡辺さんはお腹を満たせばいいと思っているのでは。もっと、『これは、どんな味がするんだろう』『だしは何から取ったんだろう』と興味を持ったらどうですか」と。
そう思いながら食べるようになったら、咀嚼回数が増えて、ドカ食いがなくなりました。

https://www.team-med.jp/archives/active/interview_watanabe

『食べ物に興味を持て』と言われちゃってます。そして吉行さんと通じるものがありますね。
下が徹さんの命式です。

(The 芸能人って感じの命式です)

鳳閣星が無いのは予想通りだったのですが、この方は車騎星があるんですよね。

鳳閣星が無くて車騎星があるということは、瘦せ型がデフォルトなので、肥ると運が落ちて行きます。

渡辺直美さんとは逆です。


実際、糖尿病や狭心症など次々と罹患し、61歳という若さで逝去されました。
もったいないですね。

短い期間に、たまたまお二人のインタビュー記事を続けて読んで、「食べる」という当たり前の行為さえ、命式によっては、意識したり、努力したりしないといけない人が居るということに改めて気づかされました。



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