私の自伝15
それから
父親が仕事の時は親戚の家を転々と預けられた。
母が亡くなってからの
四歳から六歳くらいまで記憶がない。
小学校の時は伯父の家に預けられたけど、
自分の祖父くらい歳の離れている伯父の家には
居心地が悪かった。
祖父母は亡くなっていていない。
従兄弟とは親子くらい歳が離れていて
寝る前に歯磨きをしていたら
「水がもったいないからやめろ」
と言われた。
伯父夫婦と従兄弟夫婦と食べるカレーは辛くて
涙と鼻水を我慢しながら
水で流し込んだ。
母が生きている時はよく喋るし
よく笑う子どもだったけど
母が亡くなってから
まったく喋らない子になった。
続く。
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