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私の自伝11

父に病院へ連れて行ってもらえない母は、

体調が悪く

耐えきれず

自分で車を4時間ほど運転し

私も連れて姉の所へ行きました。


そして病院へ行き

そのまま入院しました。




それから

三歳の私は伯母のお世話になり

母も入院中、伯母のお世話になりました。


母の癌が手遅れだと分かり

母には告知しませんでした。

そういう時代でした。


母は私のために必死に、

一生懸命に癌と闘ってくれた。


病院に来た父は

伯母が私を

「引き取って育てる。」

と言ってくれた時に

私を、伯母や母から引き離して

自分の家に連れて帰ったのです。


それから母が亡くなるまで一度も

病院へ来なかったそうです。

もちろん私も。



母は

娘の私に会いたい会いたいと

ベッドで泣いていました。

伯母もとても辛くて見ていられなかったそうです。



私はそんな父親を許さない。

余命わずかな母から私を引き離した父親を

許さない。



続く。

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