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『言い訳しない』 胡田 聡美


コロナ禍のなか、色んな「ない」が増えました。

グラウンドでラクロスができないから上手くならない。
ジムで筋トレができないからフィジカルも強くならない。
みんなに会えないからモチベも上がらない。
対面で新歓ができないから新入生も入らない。

「2020年をなかったことにしたい」というのをしばしば耳にします。

確かに、私たちの想像していた2020年と、今私たちが置かれている状況は全く違います。新歓が対面でできなくなって、あすなろもなくなって、リーグ戦もできるのか分からない。
でも、4年間しかない大学生活の貴重なこの時間を「ない」で埋めつくして、なかったことにするなんて、私は絶対にしたくない、そんなことできない。そう思うんです。

だから、できることは全部やりたいって思うんです。

私たちBLUE BULLETSは絶対学生日本一を達成する。だから、立ち止まる時間なんてないんです。

東大では現在、通常の練習と同じように週5でオンの日を設けて活動しています。7時からTRが出したラントレメニューと筋トレメニューを実施し、特にランに関してはアプリで計測してTRが管理しています。9時半からは全員でZoomを繋ぎ、TRが実演・仕切りをして瞬発系トレーニングとストレッチを行っています。結果、この2か月で、ランの数値や柔軟性などで、目に見える形で成長がみられています。
その他でも、オンライン新歓や、広報、ラクロスの勉強会など、様々な形で新しい形での取り組みを始めて、着実に成果を出し始めています。
何でも「できない」と諦めるのではなく、他にできる手はないか、もっとうまいやり方はないか貪欲に探したら、必ず道はある。逆境のなかで、強い想いをもって共に闘ってくれるかけがえのない仲間がいる。

コロナ禍のおかげで、たくさんの大切なことを気付くことができました。

他大のみなさん、
東大はみなさんと戦う時を心待ちにしながら、最高の準備をします。

フィールドで会いましょう。そして、2020年を、一生忘れられないような最高の年にしましょう。