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『大切な人のために』 吉沢優花

はじめまして。東京理科大学4年の吉沢優花です。
まずはうらん、こんな素敵な企画に声かけてくれてありがとう。

さて、現在理科大は大学の方針に従って練習再開できていません。先が読めなくて変数の多い厳しい状況が続いています。
でも私は理科大男子ラクロス部スタッフみんなの成長を最大限引き出すのが私の存在する意味だと思うから、そのために今ここで立ち止まるわけにはいかないと思いました。

自粛期間が始まった当初、スタッフの仕事を整理し直して分類し、後輩スタッフに各分類のリーダーになってもらいました。5人しかいないスタッフ全員が責任感を持って自分で考えられるようにという目的。たくさん後輩とミーティングをしてPDCAをまわすという方法でスタッフの仕事の確動性をあげようとしています。

この仕組みのおかげで、確実に自粛前よりも後輩との会話量は増えたと感じます。
練習があって授業があるとそれぞれ時間の拘束が厳しくなってしまうけど、この期間だからこそ後輩と話す時間を例年以上に確保できたと思うし、たくさん会話を重ねたからこそコミュニケーションの大切さにも気づかされました。
後輩の成長やチームのためにって行動しているうちに、私自身も成長しているなと実感しています。(みんなありがとね。)

後輩の成長を最大限引き出したい。
私がそう思えるのは、私自身スタッフの後輩の存在に支えられてきたからです。
本音を言えば、特に自粛が始まったばかりのとき、この先の見えない状況で何をしたらいいかわからなくなって立ち止まってしまいそうになったけど、今まで頑張ってきた姿を見ているから、来年再来年に後輩たちが輝けるように今私が残せるものを残さなきゃという気持ちになります。そんな気持ちにさせてくれる後輩がいることを本当に幸せだと思うし、そう思わせてくれる後輩にも私がいて良かったと思ってほしいから、頑張り続けるしかないんです。私が立ち止まるわけにはいきません。

練習再開の目処はまだ立っていないし、このままリーグ戦に出るかもわからないけど、引退するそのときまで、私がチームと真剣に向き合い続けることが、来年のためでもあるし、私を支えてくれた人たちへの恩返しになると思うから、私は最後まで前を向いて進み続けます。