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睡眠麻痺(金縛り)と頭内爆発音症候群 ※ホラー要素なし

明晰夢とまではいかないが、みたい夢を観ることができる。
成功率は3割くらいだ。(鼻で笑ってくださいな)
コツは「こんな感じの夢を観たいな」と思ったら、寝る前にその世界観を強烈に意識するだけである。

意識するだけのことなので、意識をしていないところで強烈に印象づいたものを観ることもある。

以下本題。

私はよく寝入りばなに睡眠麻痺(金縛り)に遭う。
といっても、タイトルにも記載したがホラー要素はないのでご安心頂きたい。

睡眠麻痺を簡単に説明すると、寝入りばなもしくは起きがけに観る夢が関係している。
レム睡眠に入っている時に何らかの刺激により目が覚めつつある時などに、脳が夢を観ながら身体を動かそうとしているのに対し、身体は眠っているため思うように動かすことができず、あたかも金縛りに遭っているかのような感覚に陥るのだそうだ。

※レム睡眠:浅い眠り=夢を観れる状態=身体は眠っているが、脳は活動している状態

昨晩、眠る前に、石原苑子著「祖母から聞いた不思議な話」を読んだ。
身近にありそうな不思議な体験が柔らかいタッチのイラストで描かれているコミックエッセイである。
作品の中で、耳元で異形の者の声がするという描写があり、それが無意識下で印象に残っていたのだろう。

さっそく夢に観た。

夢の中で、誰かが私の耳元で囁く声が聴こえるのだ。
なぜか起きなければならないと強く思って、必死に「起きなきゃ、起きなきゃ」と念じながら、まぶたを開けよう、手を動かそうとしていた。
そんな時、隣で眠っていた夫が「ビビが爆発した、ビビが爆発した」と言っている声が聴こえ、やがて脳内で鍋を打ち鳴らすような耳をつんざくような爆音が響くとともに声の主が去り、目を開け手を動かすことができるようになり、起きることができたのである。

※ビビとは見出し画像の私の飼い猫である。
また、夫の「ビビが爆発した」発言もおそらくは私の夢である。

睡眠麻痺とはわかっていても、何とはなしに薄気味悪い夢であったが、それは眠る前に読んだ本が強く印象に残っているということ。
素晴らしい作品に出会えてとても嬉しい。


余談になるが、私は「頭内爆発音症候群」のケがある。
どうも睡眠麻痺から覚める時や、寝入りばなに、たまにではあるがこんなことが起こる。
こんなこととは、鍋を打ち鳴らすようなガーンガーンという、耳をつんざくような不気味な音が耳のすぐそばでするということだ。

それは決まってとてつもなく眠い時に起きていた。つまり頻繁にではなかったし、睡眠麻痺と同様、短時間で終わるものである。
いつから自覚したのかは定かではないが、それが起こるのは家族の中では私だけだった。

大きくなってからふとこの症状をインターネットで調べたところ、Wikipediaに同じような症状が載っていて驚いたものである。それが「頭内爆発音症候群」であった。

この症状が起きる時は、外部刺激が強すぎて自分の理解が追いついていない時(環境の変化があった時や、面白いこと、びっくりすることに出会った時)に起きることが多く、そういうことを経験できたということなので好意的に捉えている。

怖い音がするし、怖いものが近付いてくる感覚に「起きなきゃ、起きなきゃ」と全神経を使って抗うはめになるけれど、きっかけは良いことの方が多いのである。

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