Step2CK 合格体験記

序文

久しぶりです。なんとかStep2CK(CK)に合格することができました。

Step1のスコア表記が消えて、Step2CS(CS)の中止という大ニュースがあり
相対的にStep2CKの重要度は上がっていますが、USMLE界の第一人者瀬嵜先生のブログでも最も情報が集まっておりません。つまり日本人界隈では、CKについてはStep1、CSのような王道的な勉強法をが確立されていないのが現状です。

さて、CKが情報が足りていないとか今後重要なるって言われても実感なんてわかないですよね…
自分もCKの勉強はじめる前、勉強中受験後で、CKに対する印象というか認識のようなものが、刻刻と変化していきました。

CK受験後だからこそ分かる、CK受験に際して自分がぶつかった困難を
Problem listを立ててアセスメントしたいと思います(笑)


#1 ;情報不足
そもそも、日本語というか日本人受験者の体験記録がStep1に比べて圧倒的に不足している

#2 ;バイブルの不在
Step1からCKにたどりついて最初にぶつかるのが、Step1のFirst Aid(FA)的な圧倒的に支持される参考書がないので、Step1の時の問題解く+FAに情報を整理という作戦がとれない。Master the Border(MTB)などの代替治療が著効する例も散見されるがStep1のFAほどの奏効率は認められない

#3 ;時間的制約
CKは臨床に即しているため、CKの文章量はStep1の2倍近くある。Step1も1時間で40問を7ブロックでも大変であったのに、CKは文章量も増えて、8ブロックとなり、さらなる速読力に体力を要求される
意外な盲点が、一問あたりの文章量が多いため、本番だけでなく、普段の勉強でも、Step1を一問処理するに比べて長い時間を要求されるため、Step1と同じペースで問題演習することは難しい

という3点がStep1突破後に自分がぶつかった壁です。

これらのプロブレムリストに対して自分がどう取り組んだか
現病歴から、経過表をつけて説明しつつ
自分の反省を生かして、タイムリープできるのであれば、どういう計画で勉強を始めるかも書いていこうと思います。

先にスコアだけ伝えておくと230sと平均点にも満たない弱者ではありますが、
自分がアメリカ人の医学生のブログなども漁り自分なり情報を集めて、いろいろな教材を試行錯誤で使った記録を今後Step2CKを受験する中で情報がなくて困っている人に使用して、さらにアップデートした情報を配信して
日本人USMLE受験層のレベルアップの一端を担えたら嬉しいと思い執筆させてもらっています。

自分の中でいろいろな成功や失敗を少しでも多くの方に共有してもらいたいと思っていますが、身バレのリスクや、自分の執筆するやる気的な問題で恐縮ですがここから先は有料記事とさせていただきたいと思います


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