見出し画像

追々の老い 3「自分の老い」

 テーマ「老後」の第3回となります。やっぱり一番考えたくないのは自らの老いのことで、かなりの遅刻となりました。逃げていても追ってくるのが老いというものです。

 ゲイは若さに執着する などという風潮もありますが、私自身周囲に年上が多かったですし、それなりに素敵に楽しく生きている方々が多かったので年を取ることそのものには何の抵抗もありませんでした。むしろまだまだこれから とすら思っていました。そもそも自分にはいわゆる世間一般で求められるところの「若さ」というのがなかったので、覇気のない10~20代でした。
 なのでこのまま緩やかに年を取っていくのかしら などと鼻歌ふんふん鳴らしていたものですが、肉体のガタは結構早く来ました。運動が嫌いで座りっぱなしの仕事で……ということであれば腰がやられるのは必然で、椎間板ヘルニアを患ってから腰を故障することが多くなりました。
 他にも細々と健康診断の結果が悪くなり、いよいよ危うい感じです。

 自分を介護してくれる人には期待ができないので、足腰を鍛え寝たきりにならないよう気を付けていく必要がありますね。正直もう安楽死でもいいんですけれど。でもきっと私は臆病者なので、やる直前になってやっぱり怖い! と喚くに違いありません。
 健康診断の結果もそろそろ危険領域になってきているのでなんとしても運動して健康年齢を高めていきたいです。え? 何をしているのか? いえ、ジムにね、入会したいんですけれど、ほら、コロナとかいろいろあったじゃないですか……。だから仕方ないんですよ。ええ仕方ない。

 もはや着地点を見失ってしまっていますが、心は永遠に十七歳でいたいものですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?