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遠く遠く

「仕事」は時に人に喜びを与え、時に人に憂いを与える厄介な代物

ゲイに限ったことではないけれどソレはマウンティングに使われたりしてる
ハイクラスな職種、年齢平均を大幅に超えた年収、人生を謳歌しているように見せる自由なワークスタイル、エトセトラ
そういった事の片鱗がご本人から見えると興ざめしてしまうのだが、どちらにしても自分がやりたいと思っていることに従事または関連でも携われていることができていればそれがなによりの事だと思う

それこそ職業選択の自由、アハハンだ

仕事への捉え方については人それぞれだろう
生活基盤の構築のため、社会意義のため、外に出て社会と繋がるため
ワタシ自身は仕事に対して比較的ストイックに捉えている
なんならワーカーホリックの傾向があるので厄介だ

仕事から享受されるものがたまらなく甘美なものと捉えてしまう
その結果脅迫的にも近いくらい結果を求めてしまう
ランナーズハイとでも言うのだろうか、本当はしんどいはずなのに楽しくなってきてしまうのだ

ただカラダは脳の快楽についていかず、ワタシの場合は皮膚にでてくる
とんでもなく荒れるのだ
荒れるというか、皮膚がはがれるが正解だろうか
その片鱗が出てきたとき一旦ブレーカーを落とすようにしている

なんせ体力があった三十代前半までは走り続けてもなんとかなった気がする
三十代後半から(おや...)と思うことが増えてきた
四十代ははっきり言って無理だ
月の残業時間が40hを超えたら翌月は廃人になるだろう
どうやってキャッキャ言いながら一月に100hも働いていたのだろう、あの頃のワタシって気付かないうちにプラグとかつけられて強制的に喜び中枢をコントロールされていたのではないだろうか

またワタシもそれなりの年齢なので時々若人から仕事で相談を受けることがある
アドバイスという烏滸がましいものはできないが、好きな仕事なら全力95%で頑張ってみてもいいのでは?と大体伝えている
一昔前はただただ「若さ」が憎かったし、脳内では小娘どもを理由なく鈍器で殴打したりして笑顔を保っていたりしていたが、今は本当に「若さ」はかけがえのない大切なものだと認識している
だから体力もあってキラッキラした可能性いっぱいのその頃に全力で頑張ってみる選択肢があってもいいんじゃないかなって思う
私自身二十代、三十代前半で地べたを這いずり回って泥水を飲み続けたおかげかどうかは分からないが、その時の経験が四十代の今いろいろなチャンスをいただいたりしているような気がするから

とはいえ起業するにしてもサラリーをもらって働くにしても仕事するということは恋愛市場と同じだ
自身の魂まで食い尽くされないようだけは気を付けて欲しい
ワタシの恋愛魂なんてもうすっかり食い尽くされて食い尽くされて食い尽くされて...あいつら、絶対ゆるさねぇ.....ブツブツ

ハッ、そうだった恋愛の話は前回で一段落したのよね
今回は仕事だった、仕事だった.....ブツブツ

そういえば「僕は、なんだろう、あなたの人生をまるでなぞっている気がする」と言ってくれた子がいた
ワタシの人生なんて自分で描いた脚本・演出なのに必要以上に自分という演者が暴走アドリブかますので収拾つかないような夢舞台なのだが、そう思ってくれる人がいるのなら(あぁ一生懸命仕事してきて良かったな)と心から思う

そう言う意味では「仕事」からご褒美をもらえたんだな

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