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3月28日(日) HSP福島交流会感想

HSP交流会を昨日行いました。昨日は何回も参加して貰っている方2名様で,日常の中でのHSP談から,深く掘り下げた話まで自然と進んでいき,あっという間の2時間(+α)の時間でした。


交流会の感想から

今月から,交流会に参加頂いた人から,感想を頂戴していたのですが,昨日の交流会の後半に「そういえば感想というか,初めて参加される人が感じることなんでしょうけど,この交流会に来たらHSPが治ると期待して来られる方には物足りなくなる会かも知れないですね。そこを期待しないと凄く楽しい会です。」そんな言葉を頂戴しました。


河合隼雄先生の著書にも書かれていますが,『こころの処方箋』には一番最初のテーマに「人の心など分かるはずがない」と書かれているんですね。私も私も相手の心を分かったふりをして色々と話したくないし,以前に参加させて貰った複数の会で,本気で変わりたいなら無償で教えます。


「その代わり優先順位を1番にして休まないようにして下さい」→「優先順位1番には出来ませんし,する気はありませんのでお断りします」その後「あなたの自由なんですよ」と言いながらいつまでも接近。ネットワークビジネスと知り6月にLINEブロック。

「私が以前あなたに有料級のテクニックを無料でフレンドさんに教えましたよね」→テクニックを教えて貰った何て思ってなかったし,この人私が裏で感じていることに全く気づいていないんだな,と鼻で笑ってしまいます。その後は会うことすら止めました。

「HSPを受け入れると一気に楽になります。受け入れてみてはどうですか?」→一度もあなたを凄い人とも思っていないのに,なんで上から目線なの?ハッキリ言ってイラッとしました。それからはお会いしていません。


私は,公認心理師でカウンセラーの佐々木修先生から自己分析を受けてきたので,河合先生の言葉も何度も耳に入れていますし,上記した3つのケースには違和感しか無かったんです。ただ,やはりインスタントに治したいと思っている方は多くいらっしゃるのでは無いですか?


河合先生の講義集の中で,勉強になるケースの話を私は記憶していて,不登校になっている子の親御さんと,そして河合先生とのやり取り。

親「今はテレビや洗濯機など,ボタン一つで動く時代でしょ。子供を学校行かせるボタンって無いんですか?」

河「ワンタッチで学校行かせる方法ですか。無いんです。お子さんには血が通っていますから」


確かこういった内容のエピソードだったと思います。私達が日頃出来ることは,先日もブログに書きましたが「主体的に考えられるように」寄り添うこと。それまでは待ってあげられる環境作り。それが,河合先生のおっしゃる《さなぎの時期》なんだと思います。


さなぎの時期

ユング心理学では「心=チョウ(蝶)」の象徴らしく,人間は幼虫から成虫(チョウ)になるまでに《さなぎの時期》を経験することになるんですね。そこが大変革なので,凄い違和感があったり,あちこちぶつけたりしながら,やがてちょうになって羽ばたいていくようになると思っています。


HSPを幼虫と例える訳では全く無いのですが,もし生きづらさを抱えているのならば,生きづらさを少しでも克服出来るように,ちょうになって羽ばたける日を待ち望んで,交流会などで多くの人と話が出来る時間をお互いに共有出来ればと思っているんです。


そして,昨日は色々と深い所まで話が進みました。日常にも色々と落ち込むことはありますし,毎日交流会を行えることもありませんので,こういった場で色々と話をして貰いますと,自然とシンクロしてくる部分もあり,HSPの気質のいい所なんでしょうけど,皆さんは雰囲気の良い方が多いので,自然と安心出来るというのもあるんです。


最後に「不思議と何でも話せちゃいますね」と笑っておられました。ただ「まだ話足りないからまた」とおっしゃって帰られました。私は,『その病気治します』と看板を掲げるつもりはありませんし,実際治せません(苦笑)ただ,当事者の皆様とお話をさせて貰っている中で,日常のストレスにも向かっていけそうなエネルギーを獲得出来ているのは本当に不思議に感じます。そして,参加者さんも私もそうですけど,何度も回を重ねる毎に,気づいたら変化していたなどと気づく時がくるのかも知れません。

その時は「チョウ」になって、空を自由に飛んでいるんでしょうね!






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