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深呼吸

自分のことも周囲のことも信じられなくなって
何もかも後ろ向きになってしまう自分に気がつく。

たくさんの古時計がチクタクチクタク響き渡る珈琲店で目を瞑ると、そんなのは自分の思い込みだと、硬くなった頭と心がゆっくりと解けていく。

ずっと呼吸がし辛かったけれど、大きく息を吐いたら少し楽になった。

タイミングよく、自分にとって有難いメールがいくつか届く。
呼吸も流れも、止めていたのは自分なんだ。

ありがたいな、という気持ちや
大丈夫だ、というフレーズが嘘くさくない今なら
もう少し前を向いて、顔を上げて
明日も明後日も、明明後日も生きていよう。