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彩るものを操るこころ

空は青だった
山は緑だった
土は赤だった

過去は灰色だった
夢は透明だった
未来は虹色だった

こころは色をつけたがり操ろうとする
自分には自由な色
他人には自分の色を望む

勝手な捏造を押しつけて
勝手な捏造で決めつけて
苦い色で他人を塗りつぶす

海は青だった
海は灰色だった
海は赤だった

どんな色を持とうと
どんな色でその姿を見せようと
お前の目は受け入れている

驚きは他人のこころに響くものだ
それを他人のせいにするなら
お前は色んな色を見られない

空は黒だった
空は青だった
空は灰色だった

お前の目はふし穴か
何を見てひとつだと決めるんだ
お前の目が驚きの色を受け入れない限り
一つの色でしか他人を見ることはできない

せっかく二つの目を持つのならば
沢山の色を感じる目を持つのならば
自由にその目を開けるこころを持て

最高の人生がその先に広がることを
前人の目は知っている
彩るものを操ることなく

そのこころに自由を
そのこころに多くの彩りを

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