おもいで
ひとつの場所から、違う場所へ。
ひとつの季節が終わり、次の季節へ。
大きな節目、小さな変化。
人の一生にはどれだけのおもいでが詰まっているのだろう。
ある人の足跡を辿り、手紙を読み、写真を見て思いを巡らす。今となっては真実とも、空想とも、分からない。
受取手である私の心にも、またひとつ新たなおもいでが刻まれる。
誰に伝える訳でもなく、気づかれる訳でもなくそこに存在し、いつの間にか心の肥やしになって、理解力や共感力という豊かな実をつけてくれる。
いいおもいでも、苦しかったおもいでも、いつか夜の星空を照らす星の様に、自分と誰かの道をほのかに照らす、助けとなる時があるから、たくさんのおもいでを作ろう。
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