和多尾 建

30代の普通の会社員。子育てに追われながら、スキマ時間に少しずつ執筆していきます。

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  • お役所仕事しかできない町役場にイノベーションをおこすには

  • 大人の読書感想文

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お役所仕事しかできない町役場にイノベーションをおこすには【第3話】

役場に行ったら必要なものって何ですか? そう。印鑑です。 申請書類の大半は印鑑が必要になります。 住民票をとる時などは必要なくなったところが多くなりましたが、それ以外の申請書類ではまだまだ必要なものもたくさんあります。 私はその印鑑を当たり前に思っていた。 ある窓口での出来事で、私は印鑑を忘れたお客さんに、印鑑がないと申請できないので、持ってくるよう説明した。 たまに「なんで印鑑なしでできんのや。せっかく来たのに。」と苦言を言われることもある。 ただこのお客さん

    • 大人の読書感想文 〜捨て本 堀江貴文〜

      ほぼ本を読まない、漫画しか読まない私だが、本屋でこの本が気になった。 私は元々、物が捨てれなかったが、引っ越しをする際に大量の物を処分した。せっかくの機会だから、しっかり整理しよう。 誰もが思うことだろう。 ただこの時は今まで必要だと思っていたもの、大切にしていたものも思い切って処分した。 その後に気づいたことだが、必要だと思っていたもの、大切だと思っていたものを失っても、何も困ってないし、後悔もない。この本を本屋で見た時にふと思った。 前段が長くなったが、本の中身

      • お役所仕事しかできない町役場にイノベーションをおこすには【第2話】

        私は33歳男の役場職員。いわゆる公務員だ。 偏差値50の地方の大学を出て、1年民間企業に就職してから、役場職員となった。 特に夢はなく、なりたい職業もなかった。 だからこそ、安定と言われる公務員を選んだ。 生まれ育った町役場に入り、田舎で不便ではあるが、そんなに不自由なく暮らしている。 給料は周りの民間企業に勤める同世代と比べると低いが、ボーナスも確実に出るし、有給は取りやすいし、贅沢を言わなければ、良い職場だ。 そして何も疑問を持たずに毎日仕事をし続けた。 苦

        • お役所仕事しかできない町役場にイノベーションをおこすには【第1話】

          「お役所仕事」 この言葉はほとんどの人が知っていると思う。 「決まりきった仕事しかできない」ことの比喩として使う言葉という解釈で間違いないだろう。そして役所に対する皮肉した表現だ。 私は役所の職員が嫌いではない。特に不満に思ってもいない。税金で給料が支払われているが、ちゃんと仕事をやっていれば特に問題はない。 私は「お役所仕事」になるのも無理はないと思っている。 そもそも法律や条例に基づいて手続きなど行うので、決まりきったことしかできないだろう。 役所は監査を受け

        お役所仕事しかできない町役場にイノベーションをおこすには【第3話】

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