TES vs RNGの感想(LPL 2022 Spring W4D3)

はじめに

対戦相手のRNGを知らぬ人は恐らくこの記事を読んでいる人の中にはいないと思いますが一応説明致しますと、世界の舞台に幾度も出場を果たし、世界の名だたるチーム相手に結果を残すLPLを代表する古豪のチームです。

さてRNGが2022年のシーズンに挑むにあたりmidにテコ入れを行います。思った以上の結果を残すことが出来なかったCryinを放出し、やはりRNGのmidと言えばXiaohuだということで再び彼をmidに据え置きます。

そして空いてしまったTopに2020年のWorlds準優勝の結果を残した立役者であるBinを迎え入れ万全の体制で今シーズンに挑みます。

その前評判通り現在RNGはリーグ2位につけており、まずはプレイオフ進出に向けて順風満帆と言ったところです。

一方のTESですが・・・今回も色々と語りたい事がありますので通常の試合の感想を述べる会はお休みです。試合に関しましては下記を御覧ください。

メンバーチェンジに関して

今回のRNG戦に挑むに当たりKnightとJackeyLove以外入れ替えるという大胆な戦略をとってきたTESですが、この判断自体は間違っていなかったと思います。

期待されていたパフォーマンスを発揮できていないということもありますが、せっかくサブのメンバーに実力のあるプレイヤーが数多くいますのでむしろ積極的に入れ替えて様々な戦略を試す価値があると思います。

気になるのはここまでメンバーを入れ替えて挑んだ試合もあまりチームの戦術としては変化がなく、新鮮味に欠けるなという印象です。これなら多少パフォーマンスが悪くても前のメンバーで良いのでは?と感じてしまいました。

Knight及びJackeyLoveについて

結局のところTESというチームはKnightが躍動してこそのTESなので、肝心のKnightのパフォーマンスが良くない今の現状がそのままチームの成績に現れてしまっていると思います。

単純なKDAを比較しても、今季LPLに出場したmidレーナー19名のうち9位とあまり良い結果を出せているとは言えません。どれだけ他のレーンが活躍しても結局はKnightが活躍しないと中々チームの勝ちには繋がりません。Karsaがいた頃の勝利の方程式を今のメンバーで作り上げないと、Worlds出場は難しいものになるでしょう。

そしてJackeyLoveですが、良くも悪くもTESのADCはJackeyLoveだけなのでもう少し良いパフォーマンスを期待したいものです。キルを見れば悪くない結果なのですが、デスを見ると全チームワースト4位と非常にまずい結果となっており、botレーンの不安定さが結果に出てしまっています。

この二人のパフォーマンスが改善されないと、他のレーンにいくらテコ入れしても根本的な改善にはならないのでなんとか頑張ってほしいところです。

今回の試合について

結論から申し上げますと今のTESとRNGの差は大きいなと感じました。単純にオブジェクトに関する意識と戦略がTESを上回っており、ドラゴンを取れるときはドラゴンを、タワープレートを取る時はタワープレートを積極的に取りに来ており、常にTESの対応が後手に回っていました。

頼みの綱のチームファイトも、一戦目はXiaohuのCorkiに為す術もなくやられてしまい、二戦目に至ってはチームファイトに至るまでにタワープレート及びタワーの差でつけられたゴールド差の暴力で対等の状態にすら持っていくことすら出来ませんでした。

Karsaがいた頃は相手がドラゴンを殴っている時はヘラルドを取りに行くと言ったオブジェクトを意識した動きが出来ていた記憶があるのですが、ここ最近のTESにはチームでオブジェクトを取りに行くという意識が欠けていると感じます。

大幅なメンバーチェンジによるコミュニケーションエラーと言ってしまえばそれまでですが、それにしても改善の余地が大いにあると言わざるを得ない状況かなと思いました。

さいごに

あまり続けるとただ改善点を述べるだけの記事になってしまうのでここまでにしておきますが、そろそろ良い勝ち方をして本来の調子を取り戻してほしいところです。

幸いにも次のTT戦は格下との戦いになるはずなので、ここで一気に調子を取り戻してほしいところです。

そろそろ開幕の調子が悪い期間を抜けてほしいなといったところで今回の記事を終わりたいと思います。ここまで読んで頂きありがとうございました。

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