TES vs LNGの感想(LPL 2021 Spring W6D2)

はじめに

対戦相手のLNGはLCKでは誰もが知る選手であるTarzanを獲得し、大型補強を行います。ところが各ソロレーナーがあまり良い調子ではなく、ここまで4勝3敗といまいち波に乗れていないといったところが正直な感想です。

TESとしてはFPXになすすべなくやられてしまった嫌な流れを断ち切るべく今日の試合は勝って終わりたいところですが果たしてどうなるでしょうか。試合の方見ていきましょう。なお、本記事は下記の動画を参考に作成されています。

1戦目

まずはBAN/Pickから。

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先にTopチャンピオンを出すとどうしてもカウンターを出されがち

LNGは早速TarzanにキャリーチャンピオンであるKaynを渡し、Jungleからゲームを作っていく形です。TopのJayceを見てからWukongをPickしたのでTop Gankを成功させJayceを凹ませたい考えですが、少し露骨に狙いすぎている印象も受けます。

一方のTESですが、すっかりJungleの王として君臨しているUdyrから、Samira、KaisaがBANされている事を見てからApheliosをPick。今や1st Pickから選択されるまでTierを上げたRellにはThreshをぶつける等、有利なマッチアップを作りつつ各々得意なチャンピオンを取れている印象です。

TFがZoe相手にどこまで抑え込まれずに各レーンに介入できるかが勝負の分かれ目になりそうです。試合の方見ていきましょう。

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動画の0:17~。Topから試合を動かす良いTESをの流れ

まずはファーストブラッドのシーン。Jayceを凹ませてWukongを育てさせる事がLNGの勝ちパターンであるためKaynも積極的にTopに寄りますが、今日の369はスキを見せず堅実にレーニングをこなします。

そしてTFのUltに合わせて逆にWukongを倒しファーストブラッドを獲得。中々Topからゲームを作っていく事ができていなかったTESにとって良い流れが作れていると思います。

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動画の1:21~。久々に200 yearsの片鱗を見せました

先にLNGが人数差を作り果敢にイニシエートを仕掛けますが、先程のTopでの小競り合いにてWukongのUltがない状態での集団戦だったのが勝負の明暗を分けました。

ApheliosのUltがガッツリ刺さり、EzrealのUltで一気に体力を減らされ負けかけているTESを救う活躍を見せます。Aphelios全盛期の時代はよく見た光景ですが、今でもまともに食らうと200 yearsでコメント欄が埋まりそうな性能です。そしてこの集団戦で2キルを獲得し、LNGとの差を確固たるものにします。

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動画の4:01~。369のJayceが止まらない

試合はTESのインファーナルソウルにリーチがかかった4体目のドラゴンファイト。何故かApheliosが抑えたドラゴンからのあまりよろしくないWukongのイニシエートを捌きつつ、Jayceの強化QをしっかりとLNGのダメージディーラー達に当てます。

たまらずbotサイド側に逃げるLNGをブラストコーンを使うと見せかけてフラッシュで壁を越えスキルを叩き込み一挙2キルを獲得。後ろから追いついた味方がしっかりと取り切りこの集団戦でAceを獲得。危ない場面もありましたがバロンも抑えしっかりと勝ちきることに成功します。次の試合に行きましょう。

2戦目

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Rell、Samiraのbot duoでLNGを破壊する構え

あえなくパッチ11.4でNarfされることが決定されているSamiraですが、パッチ11.3では未だ最強ADCの一角です。そしてRellとのbot duoが非常に強力で、レベル1から油断している相手を容赦なくキルすることが出来るポテンシャルを秘めています。

また、Gragasを先に見せるフレックスPickでしっかりとAatrox相手にCamileを当て有利なマッチアップを作り出せていると思います。1回コケると挽回が難しいIgnite、TPのサモナースペルを選択していますが、今日の369であるならば行けそうな感じがします。試合の方見ていきましょう。

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動画の6:25~。やっぱりつよいSamiraとRellのbot duo

そんな話をしていたら早速ファーストブラッドをSamiraが獲得。パッチ11.4にてQの序盤の火力がNarfされてしまったのですが、それも致し方なしといった性能です。

余談ですが、TESがSamiraとRellのbot duoを選択した時は大体相手がKaisaとAlistarになる気がするのですが大体ファーストブラッド取っている気がします。

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動画の7:02~。Rellによる完璧なイニシエート

呑気にワードを壊しているAlistarと周囲をうろつくOriannaがいることを見逃しませんでした。

フラッシュから壁を超えてノックアップを叩き込んでいる間にCamileがUltで突っ込みOriannaを逃しません。しっかりと2キルを獲得し、序盤のレーニングで得たゴールド差を更に広げることに成功します。

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動画の11:30~。Samiraによるダメ押しのトリプルキル

バロンも獲得し後は試合を畳むだけといった状況での集団戦。TFがフラッシュで無理やりイニシエートを仕掛けたタイミングでSamiraが突っ込み、タワーの攻撃を物ともせずしっかりと3キル取り切り勝利を確実なものにします。やはりSamiraにイモータルシールドボウの組み合わせは非常に強力ですね。

終始有利にゲームを進めたTESがこの試合も取り切り、LNGとの一戦を勝利で終えることができました。

さいごに

レーニングの時点で結構な差をつけることが出来る非常に良い立ち上がりから、いつもの突然死ぬJackeyLoveやなぜか逆にAceを取られるイマイチ安定しない集団戦もありましたが、概ね想定通りの試合展開になったのではないかと思います。

やはり369がレーニングを有利に終えることができた時のTESの安定感は安心してみていられますね。Topが負けない事でKarsaがゲーム全体に介入出来るので、Jungleとmidラインで積極的にオブジェクトにプレッシャーをかけに行くことが出来ていました。今の良い流れを維持していってほしいところです。

しばらく下位チームとの試合が続きますが、ここで安心せずしっかりと勝ちきって順位を上げていってほしいなというところで今回の記事を終わりたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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