TES vs BLGとTES vs LNGの感想
はじめに
今回も2試合同時に見ていこうの回になります。まずは各チームから見ていきましょう。
BLGについて
他のチームと同じく2022年のシーズンに挑むに辺り大幅なメンバーチェンジを行いました。
再びBLGに戻ってきたFoFoを中心に元WEのBreatheをTopに、そして2021年のWorldsで急遽PSGにてADCの代役として出場したにも関わらず世界を驚かせる活躍を見せたDoggoを獲得。2019年ワールドチャンピオンであるFPXのメンバーの一人Crispとのコンビで強力なbotレーンの構築に成功。
上位には食い込めていないもののプレイオフ進出は確実と言える成績を収めており、今後の活躍に期待が寄せられます。
LNGについて
2021年LCKよりTarzanを獲得し注目を集め、今年は更にスーパーキャリーDoinbも獲得しmidとJungleの強力なラインを築き上げる事に成功。その他のレーンも粒ぞろいのプレイヤーを集め一躍LPLの上位チームの仲間入りを果たします。
既にプレイオフ圏内は見えており、今後もTESの前に立ちはだかるチームの中の一つになることでしょう。
各試合のリプレイについて
いつものリプレイに関しては下記を御覧ください。
・TES vs BLG(W7D2)
・TES vs BLG(W7D6)
BLG戦の感想
topを集中的に狙われ苦しい展開でしたが、その分botにリソースをしっかりと集め最終的にJackeyLoveが色んな意味でチームを勝利に導く理想的な動きが出来ていました。これが本当にTESが実現したかったチームの勝ちパターンなのかなと思います。
個人的には狙われてゴールド差をつけられる苦しい展開ながらもしっかりとカムバックを果たしチームに貢献していたWaywardがいい仕事をしていたと思います。
FPX戦の感想
スーパーキャリーDoinbに上手く丸め込まれたり、対面のIreliaが先に育つ苦しい展開ながらもオブジェクトをしっかりと獲得しJinxが育ちきるまで上手く耐える動きができていたと思います。
途中あわやエルダーをスティールされる様な危ない場面もありましたが、終わってみれば実力をしっかりと発揮できた試合だったかと思います。特に3試合目の試合時間23分頃の集団戦は非常に良かったです。
TES好調の要因
各プレイヤーが自信をもってプレイできているというのはもちろんあるのですが、抽象的な話だけではなく下記が上手くいっている要因だと思います。
■勝てるPickを見つけることが出来た
Topで言えばGwenにGraves、ADCではJinxにDravenと各レーナーが自信があるかつ最終的にチームを勝利に導くだけの結果を残すことが出来るチャンピオンをPick出来ているのが大きいです。
去年のTESは勝てるレーンがmidしかないのが弱点でした。midとJungleのラインが育てば勝利出来るもののそうでない場合Topもbotもパッとしないまま試合が終わることがほとんどでした。
それが今年はbotを育てても勝つことができ、topにゴールドが集まっても試合を勝利に導くだけの結果を残せています。各レーンがそれぞれ活躍出来ているからこそmidのKnightが輝く好循環が出来上がっていると思います
■オブジェクトの意識が高い
開幕戦からの連敗を喫していた時期のTESはとにかくオブジェクトに対する意識が欠けていました。
渡さす必要のないドラゴンを渡し、相手がヘラルドやドラゴンにフォーカスを集めている間反対側のオブジェクトを取りに行かないといった動きが目立ち、最終的に取り戻せない差をつけられてしまうということが多い印象でした。
その悪い流れが最近の試合で改善されており、ファーストドラゴンをかなりの確率で取得出来るようになりました。
良くない状況でも確実にドラゴンを取っていたおかげで勝利出来ている試合が多々ありますので問題点の修正による成果は確実に出ていると思います。
■botが負けないようになってきた
一概にZhuoが悪かったわけではないですが、レーニングでの不必要な負けがかなり少なくなってきたように感じます。
また代わりにスターティングメンバーに抜擢されたMarkの動きがかなり好調で要所要所にプレイの鋭さを感じます。
目立たないポジションだからこそ実力差がはっきり出るのがSupportというポジション。今の好調な状態を維持してほしいと思います。
さいごに
開幕の不調を完全に脱しチームはこれで6連勝。残りプレイオフまで連戦が続きますが、今の好調をキープしプレイオフ上位進出を果たしてほしいなといったところに今回の記事を終わりたいと思います。ここまで読んで頂きありがとうございました。
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