GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス
ジョンJ.レイティ (著), リチャード・マニング (著),
・私たちが「病気」と呼ぶものは、本当は「文明がもたらす苦しみ」と呼ぶべきかもしれない。
・人間は、地球上でもっとも持久力のあるランナーである。
・文明とはデンプンがもたらしたものであり、文明病とは、直接的にであれ間接的にであれデンプンがもたらす病気である。
・「免疫介在性の疾患は、豊かさと欧米化の度合いに比例して発生する。まわりの環境が、人類が進化しつつあるそれー周囲は病原菌だらけで、ある科学者によると「獣、糞、泥」にまみれた環境ーに近いほど、免疫介在性疾患になる可能性は低くなる」
・今や多くの研究者が心疾患の原因としてコレステロールより炎症に注目している。
・ブドウ糖には毒性がある。
・オメガ3が不足するとうつ病、高コレストロール値、心臓病、炎症、脳の障害をもたらす
・人口の脂肪であるトランス脂肪酸、加工食品、ファーストフードをさける。
・卵、草を食べて育った牛、サーモンなどの冷水魚、ナッツ、新鮮な野菜と果物を食べる。
・糖をとらない。ショ糖、異性化糖、ハチミツ、トウモロコシから工業的に作ったマルトデキストリン、デキシトロース、ソルビドール、マントニール。アップルジュースもだめ。
・葉酸、ビタミンB12、オメガ3脂肪酸は脳のBDNF(脳由来神経栄養因子)
・運動は脳細胞が成長するのに必要な環境をもたらす
・外で身体を動かす。日光、風、雨を感じる。雪の中を歩こう。暑さを感じ、喉の渇きを感じるのだ。
・「動かない生活は、認知機能の低下をもたらす」
・走ることをやめたランナーはうつになりやすい。走ることをやめるのは、効果のある薬をやめるようなもの。
・思い切り動くことのできる時間が心から楽しみになること、それをやりたいと思うこと。それが正しい方向へ進んでいる証拠。楽しくなければ本物ではない。
・一日八時間半眠る。
・夜勤の看護師は乳がんになる確率が高い。夜の人工光はうつ病、心血管疾患、糖尿病、肥満に関連がある。
・瞑想は「今、ここ」。自然環境を生きのびる狩猟民族の心の状態に似ている。不安、うつの減少。免疫反応も良好。
・瞑想がもたらすのは至福やリラクゼーションではなく、気づきの能力。
・脳は瞑想によって鍛えられる。
・「ストレスは一、二時間の短い時間なら脳に素晴らしい効果をもたらす」
・染色体の端には保護キャップの役目を果たすテロメアという構造がある。
・テロメアはDNAを完全な状態に保つ役割を担っている。
・テロメアは加齢だけでなく、栄養不良、睡眠不足、人間関係の不和、肥満、動かない生活によっても劣化する。
・バイオフィリアは生物や自然への愛。生得的に備えている。
・バイオフィリアはランニングや睡眠と同じように満足や幸福をもたらす。
・バイオフォビオは祖先たちの敵だった動物に対する生来の恐怖心。
・自然の中で遊べば、さまざまな微生物と触れ、免疫系を鍛えてその調子を整えてくれる。
・緑地から1キロ以内に住む人は罹患率が低い。とくに不安障害とうつを防ぐ効果は強力。
・気分のよさは部屋にある植物や木が多くなるほど高まる。
・山で走ることは「二乗のエクササイズ」
・オキシトシンには他者の情緒を読み取る能力を高める。
・サン人は現代のランナーが30分ごとに飲むべきとされる量の水で、丸一日、灼熱の半砂漠を走りつづけることができる。
・「大量の水を飲め」というアドバイスは間違い。マラソンで勝つのは過度の脱水状態のランナー。
・腸は第二の脳。体と心の両方の幸福感を調整し、意思決定プロセスにも影響する。
・中途半端な笑顔では幸福感を増やす脳のニューロンは発火しない。両目の端の筋肉まで使って大きな笑顔を作ればニューロンは発火する。目の端の神経が迷走神経とつながっているからだ。
・ヨガや合唱で過敏性腸症候群や原因不明の首の痛みが改善するのが、腸や首が呼吸の信号経路になっているからだ。
・アロタシスは必要なことを予測し、必要なことが起こる前に準備する。
・真の問題は変化のない決まり切った日々が続くこと。」
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