NHK俳句 あるある! お悩み相談室 「名句の学び方」

・「身構えて使う」季語は季重なりに注意
「鰯」「蝶」などはふつうの言葉、「春雨」や「秋風」は俳句的な情緒を多く背負った身構えて使う季語

・一句を半分に割って、二句にした方がいい場合もある

・一つの材料でたくさんの句を作るようにすれば、コアになるものがつかめてくる

・倒置法、対句も「脱・散文的」の効果あり

・選者と作者の相性は避けがたい。入選句をよく読んで共感できる句の多い選者のところへ投稿するという方法もある

・落選した句を一年後に読み、作ったときのことがまざまざと甦るなら、その人にとって大事な句。(飯田龍太)

・手本として読むのは入選までにして、佳作は完成途上の作品として読むのがいいかもしれません。

・学びたい名句集七選
美しい叙景 水原秋櫻子「葛飾」

知的な構成 山口誓子「凍港」

素直な叙情 中村汀女「汀女句集」
日常のさりげない出来事や日々の哀歌を詠む最大多数の愛好者のお手本

写生を極める 高野素十「初鴉」

境涯をめぐる思い 石田波郷「惜命」

人情と挨拶 久保田万太郎「流寓抄」
日記を書くような。葉書の挨拶句のような軽妙な

文体の格調 飯田蛇笏「山慮集」
近現代の俳人の中で最も「俳句らしい俳句」を詠んだ人
俳句が好きで好きでたまらないと思ったら是非、蛇笏を読んでください。」

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