40歳児のオッサンがやりたい事。
先週末で漫画アプリを読むのを止めた。
どのアプリも基本的に1日1話無料で読むことが出来て制限時間が3日間あるので大体3日分溜めてからまとめて読んでいた。読むわけでもないのにアプリを立ち上げる動作を毎日繰り返し、漫画を読んだところでその感想を見知った誰かと共有出来ない虚しさをずっと感じていた。2年くらいか。でも他にやる事も、暇を潰す事も無かったので惰性でその習慣を続けていた。最終的に漫画アプリ6つでその虚無を続けて、先週末止めた。
止めた理由は、今現在僕は40歳でそろそろ死を意識し始めたからだ。自殺はするつもりがないが、病死か事故死はあり得る。特にうちは癌家系で伯父を2人、50〜60代で亡くしている。不摂生な生活をしている事もあり、ほんの2,3年で死んでしまう可能性は割と高い気がする。
死ぬ前にやりたい事無かったかな…?と考えて、非常に馬鹿馬鹿しい事だけど一つ思い付いた。
いわゆる「歌ってみた」がやってみたい。
10代20代の若い子ならまだしも40歳超えたオッサンがやるにはあまりにもみっともない。若い子が歌うならまだ需要があるだろうが、いい歳したオッサンが初音ミクをヘタの横好きで音程外しまくって歌うのだ。哀れにも程がある。
「歌ってみた」界隈は悲惨で有名配信者や有名vtuberのものはYouTube動画の再生数が高い反面、並の歌唱力しかない動画の再生数は10〜5,000回くらいだ。需要は無い。
しかも僕はただカラオケが好きというだけで採点ゲームをしてみても、ギリギリ及第点の80点取れるかな?というレベルだ。誰も見んわ。
でも何か「やりたい事」と言ったらこれしか思い浮かばなかったので、とりあえず今はYouTube動画観て曲を何度も聴いて練習している。スマホで録音した自分の声と音程外しまくった歌声を聴くと「やっぱりやめようかな…」と何度も思った。でもそうやって十数年、今までも何度も何度も諦めて来たので今回こそはちゃんと達成しようと思い直す。
誰に求められなくても、最低限自分自身が満足するレベルの歌唱力にはなりたい。初音ミクが大好きなのでミクさんの曲を自分の下手な歌声で汚すのは到底許せない。曲を何度も何度もループで聴く。MVを目に焼き付ける。曲が速くても音程外したりリズムを取らないのは駄目だろう。曲へのリスペクトは何より優先すべきだ。
やっぱり今回も「やりたい事」は実現しないかもしれない。でも僕は僕の人生での主人公では無かったので、家族以外の誰かに評価して欲しかったな。
駄目そうならいつものようにフェードアウトしますが故。
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