被毛と栄養
charは野良犬の時、あらゆる物が怖いので、ゴミを漁ることも出来ないでいたようだった。
当然保護した時はガリガリに痩せていた。被毛はとても柔らかいが短毛。
彼を保護したのは夏の終わりのことだった。
ロックはゴールデンなので勿論、やや長毛、シロ太もMIXながらゴールデンの様に前足の後ろに飾り毛があるやや長毛。
なので、この年のcharはなんだか寒そうに見えた。
次の年の春、冬毛が抜けて衣替えの季節が来た。シロ太はいつも様にちょっとしたクッションが出来そうなほど抜ける。
charはほとんど抜け毛が無かった。この子はプードルみたいに抜けないタイプなのか？
何しろMIX犬の上、保護犬なので出自が分からない。
生活も落ち着き、食欲も旺盛、病気もせず、charは明るく元気になって行った。次の年の冬には見事なアンダーコートも生えて、シロ太やロックの様に前足に飾り毛までまとった！
保護した年は栄誉不足で、被毛にまで栄養が行き届かなかったのだろう。
寒い思いをさせた。
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