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生理学 下行性伝導路について


こんにちは♪

前回は脊髄の基本について確認しました。
そして脊髄内の伝導路についても2週間にわたって確認していきましたね。
上行路についてがメインとなったので
今日は下行路について確認していきます。


錐体路のルート


まず…運動を伝える下行路のルートを確認しましょう!

画像1

以前にお伝えした通り、下行路には
・皮質脊髄路(錐体路):主に随意運動を伝える
・錐体外路:主に不随意運動を伝える
の2種類があります。

そのうちの錐体路のルートが画像のこちらです。

①大脳がスタートとなり→中脳〜橋→延髄→脊髄(頚髄、胸髄、腰髄など)という順番で上肢や下肢などに運動の指令を送ります。
大脳皮質〜脊髄までのルートのため、錐体路=皮質脊髄路という名前になっています。

⭐️ちなみに、顔や頭への運動指令(眼球👀運動や咀嚼運動👄など)を伝えるのは、皮質延髄路(皮質核路)と呼ばれ、脊髄まではいきません。
(大脳皮質の運動野→脳幹の各脳神経の運動核へ行く)


今週の問題


問 下行性の伝導路はどれか。

1 脊髄視床路
2 皮質核路
3 脊髄小脳路
4 後索路


答えは2番です!
先週と今週の内容で解ける問題ですが、確認します。

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