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生理学 脊髄の機能


皆さんこんにちは♪

前回の中枢神経系の機能、脳脊髄液についての記事はお読み頂けましたか?

今週はまず、、脊髄のお話です!!
漢字が多い範囲となりますが、私たちが人として生活していく中でいつも働いてくれている場所です。
頚から腰まで繋がって、手にも足にもお腹にも背中にも影響のあるものと考えると、、単純にすごいなあと感じます✨どんな動きをするにも必須の場所です。

今週も火曜日昼間の5分、この生理学記事にお付き合い頂けると嬉しいです😊


今週の問題


問 脊髄内伝導路と働きとの組み合わせで誤っているのはどれか (あ第14回)


1 後索路ー不随意運動
2脊髄視床路ー感覚
3脊髄小脳路ー姿勢調節
4皮質脊髄路ー随意運動  


答えは 1番です!

どんなルートがどんな情報を伝えているか覚えていますか?

確認していきましょう😊🔅


脊髄内の伝導路


まず、脊髄内にある伝導路には

・感覚を伝える上行路
・運動を伝える下行路

の2種類があります。


1 上行路(感覚を伝える)

①脊髄視床路として2種類あります。
A外側脊髄視床路ー皮膚の温度覚、痛覚を伝える
B前脊髄視床路ー皮膚の大まかな触圧覚を伝える

この2つの伝導路は 
末梢神経が脊髄に入った段階でニューロン交代し、その脊髄内ですぐに反対側へ交叉します。

交叉した後に脳に伝えるために上行していくルートに違いがあり、
交差した後にAは側索を、Bは前索を上行していきます。

また、
②脊髄延髄路として
後索路(後索ー内側毛帯路)というものがあります。
このルートは
皮膚の精細な触圧覚、意識型の深部感覚というものを伝えます。
先程の脊髄視床路が脊髄でニューロン交代していたのに対し、こちらは
延髄でニューロンを交代してから反体側へ交叉するためこの名前がついています。

さらに
③脊髄小脳路 という脊髄〜小脳の間のルートもあり
そこには
運動、姿勢の情報、無意識型の深部感覚が通過します。


画像1


2 下行路(運動を指令する)

脳から脊髄を介して、筋肉や骨に対して
運動を伝えるルートとして2種類あり


①皮質脊髄路(錐体路)ー主に随意運動に関与。
②錐体外路ー主に不随意運動に関与。歩行や姿勢の維持、なめらかな随意運動の遂行に関与します。


画像2



この分野は似たような言葉、漢字が多く
間違えやすいので短文の問題文でも
落ち着いて確認していきましょう!!


本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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