【草花】チョウセンゴミシ[種子は五味子]
Wikipedia> https://ja.m.wikipedia.org/wiki/チョウセンゴミシ
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果実は五味子 (ゴミシ、朝鮮語:オミジャ、満州語:misu hūsiha) とよばれ、生食用やジュース、五味子茶、五味子酒として利用される。
五味子は日本薬局方に生薬として収録され、鎮咳去痰作用、強壮作用などがあるとされる。精油成分としてシトラール、セスキテルペン類としてα-chamigreneなど、リグナン類としてschizandrinやgomisin A(英語版)などを含み、小青竜湯、清肺湯、人参養栄湯、苓甘姜味辛夏仁湯、杏蘇散などの漢方方剤に配合される。
長野県阿智村や喬木村では、健康増進のためにチョウセンゴミシのつるを風呂に入れ、入浴する伝統の民間療法がある
〜[上記wikipediaより抜粋]
【熊本大学薬学部・薬草園】【植物データベース】
マツブサ科
Schisandraceae
チョウセンゴミシ
Schisandra chinensis (Turcz.) Baill.
URL> https://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/yakusodb/detail/003400.php
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【薬効と用途】
鎮咳去痰,収斂,滋養作用があり,多量の薄い痰が出る咳,体の衰え,下痢,寝汗や自汗などに用いる.漢方処方では,小青竜湯,苓甘姜味辛夏仁湯,杏蘇散などに配合される.民間では滋養強壮に焼酎漬けを飲む.
中国では赤く熟した新鮮な果実を生食したり,ジュースにしたりする.
〜[上記「植物データベース」より抜粋]
【東京生薬協会】
ゴミシ (五味子)
URL> https://www.tokyo-shoyaku.com/wakan.php?id=87
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【基原】 チョウセンゴミシSchisandra chinensis Baillon (Schisandraceae マツブサ科)の果実
【調製】 果実が脱落する前の10 ~ 11月頃,良く熟した果実を採取,果柄及び葉などを良く取り去って,陽干する.
【産地】 中国(遼寧,吉林,黒竜江,河北省),韓国
【性状】 不規則な球形 ~ 扁球形を呈し,径約6 mmである.外面は暗赤色 ~ 黒褐色でしわがあり,また,ときに白い粉を付ける.種子は腎臓形を呈し,外面は黄褐色 ~ 暗赤褐色で,艶があり,背面に明らかな背線を認める.外種皮はたやすく剥がれるが,内種皮は胚乳に密着する.
弱いにおい及び酸味があり,後に渋くて苦い.
【成分】 dibenzocyclooctadiene骨格のリグナン(種子油から):schizandrin(日局18確認), deoxyschizandrin
リグナン系化合物(果実から): gomisin A ~ F
セスキテルペン類(果実精油から): (+)-ylangene, sesquicarene
その他:arginineなど
【選品】 外面は紫黒色で潤いがあり,味はやや甘く,酸味があるものが良い.
適応 収斂性鎮咳作用を期待して,気管支炎,ぜんそくなどを治療する薬方に,また抗疲労,強壮の薬方に配合される.
【漢方処方例】
小青竜湯(しょうせいりゅうとう),厚朴麻黄湯(こうぼくまおうとう)
構成生薬のうち五味子,乾姜,麻黄,細辛との組み合わせで,熱性の喘息,咳嗽を改善する薬方に配合される.
苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう),清肺湯(せいはいとう)
構成生薬のうち五味子,乾姜,杏仁,甘草との組み合わせで,虚証の喘息,咳嗽を改善する.
人参養栄湯(にんじんえいようとう)
構成生薬のうち五味子,人参の組み合わせで,大病後や高齢者の発汗過多,脱水症状を改善する.
〜[上記「新常用和漢薬集」より抜粋]
【薬膳健康づくり研究会】五味子(ごみし)
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【帰経】 肺・腎・心
【効能】 腎の機能を高める『滋腎固精』作用
肺の機能を高め咳を止める『斂肺止咳』作用
体に潤いを与え、余分な汗が漏れないように
する『生津斂汗』作用
臓器を収斂して下痢などの過激な排泄を
防ぐ『収斂止瀉』作用
【応用】 お茶、お酒、シロップなどに加工され、
韓国の健康茶としてビタミンC が豊富な
「五味子茶オミジャチャ」がある。
【文献】 本草綱目:「五味子の酸鹹は肝に入り腎を補い、辛苦は心に入り肺を補い、甘は中宮に入り
脾胃の益になる」と記載。
神農本草経:上品として記載。
〜[上記記事より抜粋]
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