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伝える力

伝える力として必要な「会議設計力」と「資料作成力」についてまとめたものになります。
「ロジカル・プレゼンテーション」高田 貴久 著(https://amzn.asia/d/7odIWZ2)を参考に記載していますので、詳細はこちらをお読みください。


会議設計力

会議の設計がうまくできない3つの理由

  1. 議題はあるが、論点がない

  2. 提案全体と今回の提案の区別がついていない
    今日はどこまでを的確に設計する必要がある

  3. 相手の知識に合わせていない

会議の位置付けを定める3つの視点

  1. 問題解決の視点
    現状、あるべき姿、解決策

  2. コミュニケーションの視点
    顔見せ、話を聞く、意見を伝える、議論する、意思決定する

  3. 仮説検証の視点
    目的、論点、仮説、検証、示唆

インプット/アウトプットを意識する

  • インプット
    新しい感:目玉を準備する
    進んでいる感:前回から今回への変化を伝える

  • アウトプット
    先を急がない
    提案される側が付いてきていない場合もある

会議の着地方法

  • 資料を読ませるか、話を聞かせるか(相手に合わせる)

  • 相手が多忙なら、結論から説明


資料作成力

資料作成の考え方・大原則

一目で理解でき、そして誰にも誤解されない資料を作る

人間の感覚に逆らわない4つのポイント

  1. 左上から右下に配置する

  2. 内容にふさわしい表示を

  3. 重要メッセージは強調する

  4. 違うものを同列に並べない

捨てるべき3点

  1. 不要な情報を捨てる

  2. 不要な文字を捨てる 例)期待される店舗の売上高を拡大させる → 売上の拡大

  3. 不要な属性情報を捨てる 色、形、線の太さ、字体など

メッセージは端的に

伝えたいことを三行で言い切る

メッセージには「説明」と「ファクト」と「示唆」がある

  • 説明:何が書かれているかを占めるメッセージ

  • ファクト:書かれている内容を示すメッセージ

  • 示唆:そのスライドに書かれている意味合い

メッセージはどう書くか

トピックセンテンスには、最も伝えたいことを2~3行。
ボトムセンテンスには、1~2行の補足も可(上でファクト、下で示唆など)

4つの要素

  • 合目的性:議論の目的に合っている。相手の論点に答えている。

  • 斬新性:相手にとって驚きや発見がある

  • 明確性:具体的内容が明快に表現されている

  • 方向性:具体的に何をしたらよいかアクションが提示されている

メッセージを書くときの3つのポイント

  • 簡潔に書く

  • 言葉を統一する

  • 印象に配慮する (悪印象を与えない言葉を選ぶ)

チャートで表現する

オブジェクト(図形)

  • イラスト(絵、写真)

  • グラフ

  • テキスト

レイアウト(並べ方)

  • 連関図

  • フロー図

  • 樹形図

  • テーブル図

チャートの味付け

  • 極力、図形にする

  • タイトルをきっちりつける

  • 強調すべき場所を明示する

マテリアルとしてまとめる

マテリアルとは、会議の目的を達成するために必要となるパッケージをすべて織り込んだもの

マテリアルは8つのパッケージで構成する

  • サマリー:凝縮した提案内容

  • 前提:会議に至る背景・目的

  • 全体像:論点や検証タスクの全体

  • 内容:議題に対する説明・ファクト・示唆

  • 論点ペーパー:特に強調すべき議論のポイント

  • スケジュール:日程表と次回までのアクション項目

  • 参考データ:ストーリーには乗らないが、入れておく必要のあるスライド

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