リスクを把握し、好きにやる

 こんばんは。ttです。
 2回目の投稿していこうと思います。

 今日のお題は「リスクを把握し、好きにやる」です。

 行動するにはリスクがつきものです。就職、転職、進学、人とのかかわり、外出、、、何にもリスクが後を追いかけてきます。

 今僕は就活中ですが、就活をすることは僕にとってリスクがあります。なぜかというと、僕は大学院生だからです。

 大学院生は研究をすることを第一の目的として活動する職種です。世間様からも専門分野を持つことを求められ、それに見合った調査力、知力、思考力、実験力、レポートにまとめる力、プレゼン力は最低限求められます。これらは足し算ではなく掛け算なので、全部できれば一流の研究者として評価され、どれかが0なら研究者としてどこかで高確率で折れます。

 今就活している僕にとって、上記で身につくことはいくつかあります。それは、調査力、思考力、レポートにまとめる力、プレゼン力です。具体的に話します。

 世の中のことを知るために多種多様な手段を用いて企業や業界、社会のマクロからの経済の動きを調べ、また同時に自分のことも過去を洗いざらい振り返ることによって知る、これらは調査力に関わると考えます。

 また、調査と同時に思考するちからも必要です。自分に合うかどうか、今後の経済の流れを分析する力も就活には必要です。今ではロジカルシンキングや仮説思考などを知り普段から頭の隅に置くようにしています。

 レポートにまとめる力は、ESと考えてもいいでしょう。ESでは知識ではなく考え方を見ているため、自分がどのように考えそれを表現するか、主にそこが問われているかを試されていると思います。

 プレゼン力はコミュニケーション能力にも通じます。自分の考えを自分の中に閉じ込めているだけの人は、あまり必要とされないかもしれません。どんな人でも誰かにプレゼンすることで関係が構築されます。自分の世界で閉じて生活できるなら必要ありませんが、それは僕の望むところではありません。

 このように、就活というイベントで得られることは、形式こそ違いますが、本質は研究に通じるところもあると考えています。しかし、それだけが研究で求められる力でないところが、また難しいところですね。例えば、知力と実験力は就活ではなかなか鍛えることが難しいと考えます。

 知力は専門分野に対する知識量だと思っているので、専門分野外の活動をしていては触れる機会もごくわずかになります。また、実験力ですが、研究は何度も実験することで結果を求めますが、それと就活とに関連性を今の僕は見出せません。

 これらは今の僕では就活をする中で意識できないことなので、鍛えられない、すなわち一研究院生としてはリスクを負った行動になります。

 ただ、僕の性質上何かを同時並行でうまくこなすよりは、一つのものに集中したほうが結果を出しやすいという経験があるので、今は集中しようと思います。ただ、同時にこなす力はやっぱり必要で、長い時間かけるという戦略は基本的には何に対しても有効に働くことが多いと思います。だから、自分に必要なことを見分ける力をつけ、時間を有効活用していくしかありません。もう起きてる時間は割とめいっぱい動いてます。

 あとは、就活が相対評価のシステムだというところも、現状動かざるを得ない状況に追い込まれる原因だと僕は考えてます。採用は景気によって採用人数を調整するものの、傾向としては毎年の変動はそこまで大きくありません。例えば、「○○卒は優秀な人材が少ないから、今年は新卒採用人数を例年の10分の1にしよう」などということは、日系企業ではほぼありえないということです。それは、日系企業が新卒に求めるのはポテンシャルであり、また企業が事業拡大をするためにはどうしても人が必要だからです。AIの時代になって取って代わられる仕事があるのは事実ですが、今のAIは仕事の簡略化はできても丸々ひとに代わるというのはまだまだこれからだと思うからです。
 パッと思いつくだけでもこれらの理由から、日系企業は応募した人の中から上から順に何人という形で採用すると思います。そしたら、少なくとも周りと肩を並べて少し頭出るくらいを目指して努力しなければ、就活という戦争で生き残ることは難しいでしょう。

まあいろいろありますが、僕はこの先の人生がかかっているので、研究だけに集中した生活を送りません。状況をよく見てリスクを考えつつ行動していきたいと思います。