ドブネズミみたいに、美しくなりたい。
大学には色んな人がいると言われていたが、本当に色んな人がいた。
僕が最も驚いたのは、平気で「お金が一番大事」という人がいたこと。
まあ、確かに僕もお金は欲しい。毎日三ツ矢サイダーを飲んで暮らしたい。でも、他にもっと大事な事があるだろ、と同時に思ってる。
彼は「代官山や自由が丘のカフェ店員」というステータスが欲しいらしく、大学で運動部に入ってOBのコネ(?)で就職を有利にしたいらしい。
さらに言えば、彼をうっとり見つめる女子がいたこと。(これが一番のショック)
ロックは絶対にダサい。勿論いい意味でダサい。そのカッコ良さをみんな心の隅っこでも理解しているもんかと思っていたが、実は違っていた。
そういう人は、凄い幸せもんだよなとすごい思うし、僕もお金が大好きな人間だったらと思う。僕は、むしろドブネズミになりたくて仕方がない。周りから爪弾きにされて、ひとりぼっちで哀れみを向けられるんだけど、すごい優しくってへこたれないドブネズミ。
まあ、彼が幸せなら何もいうことはないんだけど。
みんな、そうやって何か落としていくんだなぁって。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?