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今の目線でもう一度。古典を読む。

昔と今は当たり前ですが、かなり違います。昔は生まれたその地で一生を全うし、海の向こうなんて、ましてや空の向こうに何があるかなんて知ろうにも知り得なかった。

しかし、今はインターネットがあり、航海技術があり、宇宙探査機も遥か彼方へと飛んでいきその景色まで通信で見ることができる。

今の我々の立ち位置というのは、かなり特殊です。

この時代になって占星術が再び人気を得てきたのは、複雑な占星術の読み解きをわかりやすく説明してくれる教え手がたくさんネット内に出現したことと、占星術の作用が具体的に結果としても見えやすくなったからだと思います。これ、当たってるじゃんというのがかなり見えるようになってリアルな実感として捉えやすくなったんだと思います。

そんな今の時代。
この歴史的にすごく特殊な立ち位置に立つ私たちが、過去の賢人の書物に目を通した時。そこには一体どんな心象が現れるのか。「こんなのくだらないね」で終わるか「ネットの時代でもすごく通用するね」になるか。

今一度。

古典の見直しをしてみたいと思い、自分はまた本を読むようになりました。

若者が刃物を持って老人を襲うなんてことをあくまで物語で書いて人間について思考しようとしたドストエフスキーですが、まさか本当に日常的に若者が刃物を振り回す現実がやって来ようとは文豪は夢にも思わなかったと思うんです。そういうニュースを見るたびに「ほんとドストエフスキーは天才だな」と思いますし。(例えが悪くてすみません。)

時代が変われば生き方も変わるし死生観も変わるし美意識も変わる。

そんな中で、果たして過去の賢人たちの知性はどう映るのか。

そんなことを考えます。

#koko書房
#三豊市
#古本屋

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