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映画レビュー「ジョジョラビット」

何がしたいかって?踊ろうぜ!

そんな映画ですジョジョラビット。とてもタイカ・ワイティティ監督らしい軽快なやり取りとどこを切り取っても可愛らしいキャストが散りばめられた


地獄


基本的にこの映画では直接的な戦争の悲惨さ、残酷描写はありません。徹底的に排除されており、死亡表現も銃声や(助からないレベルの)爆発、いつのまにかフェードアウト、等など観客に「あっ、あの人死んだな…」と思わせる作りになっております。

そういった残酷描写を除くことによってそもそも突拍子もない「イマジナリーフレンドがヒトラー」という設定も無理なく受け入れられてしまう不思議。この映画全体を包み込む柔らかな可愛らしい雰囲気は「この世界の片隅に」を思い起こさせます。あっちは後半文字通り歪んでいきますがジョジョラビットはそんな事なし、あくまで子供の目線から見上げた第二次大戦が綴られていく様は出来るだけ観客に不安を感じさせません。

ワイティティ監督、ある意味アリ・アスター監督と対極的な性格してるかも。

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