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『こち亀』第198巻

地元図書館に全巻そろっている…ということはなくて最終数巻があるようなのでひとつづつ読んでいるところです。

中学生の頃、男子の級友から何巻か貸してもらって以来のまんがなので、劇中の女子メンバーが増えているのに少々戸惑いながらも、楽しませてもらっています。

(ややぶっきらぼうな喋りの方、従妹さんだったのですね今回学びました)

両津巡査の口からアラン・チューリングの名前が出てくるとは思いませんでした。

映画「イミテーション・ゲーム」の公開当時だったからかな?巡査長どのも吹きだしの枠外で「映画もやってたな」と手書き文字でつぶやいているし。

(今、単行本の刊行日を確認したら 2016年3月9日 とありました)

分冊ブームの話が面白いです。この頃は書店が回っていたのだなって、違う風に感慨深いです。

プラモデルは箱の大きさに限界があるけれど週ごとの配本として売りつけるのならば大きなサイズのブツでもいけるという発想は面白いな。今でもそうなのでしょうか。コンビニの棚では見かけない(あるいは私が見過ごしてしまっている)のですが。

両津巡査長の少年時代の話が、この巻でも挿まれるのですが、昭和20年代設定なので少しばかりぎょっ。

警察のケーブルテレビにFMラジオ番組で対抗する話も愉快でした。巡査長を慕う相棒の女の子、いい味です。隠れファン多そう。

「なるほどあれってこういう理由で回っている(いた)のか~」な驚きが必ず毎回仕込んであって、一冊読み通すと、日常世界が前より面白く感じられる――そういう味わいが深いまんがだなって感じます。


それにしても読者男子率はどのくらいなんだろう。少な目に見ても 90% は余裕で越えていそうですね。



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