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【20日目】国家資格を受けてきました

国家資格「ウェブデザイン技能検定」

ウェブデザイン系では唯一の国家資格である、ウェブデザイン技能検定。

HTMLだけの試験ではありません。

ネットワークに関する問題、JS、アクセシビリティの問題など、内容は多岐にわたります。
それらは、私がフリーランスをしながら何回かぶち当たってきた壁を言語化したようなものばかり。
要は実用的な問題が多いという事です。

2級からスタートしたわけ。

ウェブデザイン技能検定は3段階あり、1級、2級、3級でそれぞれ学科と実技があります。

例えば1級の受験資格は下記の通り。

1級【実技試験】
・1級の技能検定において、学科試験に合格した者(※1)
【学科試験】
・7年以上の実務経験(※2)を有する者
・職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了(※3)
後、5年以上の実務経験(※2)を有する者
・大学(※3)卒業後、3年以上の実務経験(※2)を有する者
・高度職業訓練修了(※3)後、1年以上の実務経験(※2)を有する者
・2級の技能検定に合格した者であって、その後2年以上の実務経験(※2)を有する者

ウェブデザイン技能検定 試験概要より

自分はフリーランス7年やっていて、それ以前もWEBデザイナーとして実務経験があったので、一級を受ける資格はあるようです。

「国家資格の最上位なら名刺にもかける」
そう思い、まずは一級の過去問を解いてみました。

いや、甘かった。

問題文が何を言ってるのかわからない。
W3Cは知っていても、第何項目目になんの内容があるか知らない。

セキュリティを学んだ時期もあったのに、試験となると自信がない。案の定、名称を間違える。

PHPの問題も出る。
SQLの命令文に関する問題も出る。
ネットワークも、壁にぶち当たるたびに学んできたのに、歯が立たない。

落ち込みながら、3級の過去問を解いてみました。

いや今度は簡単すぎる。
多分これは、新卒者が持っていたら安心材料になる。そういうレベル感でした。

つまりは消去法で、2級を受けることにしました。
2級も受験資格があるため、いきなり受けようとすると事務局から確認のメールが来ます。
簡単に経歴を伝えると、受験票が届きました。

そもそもウェブデザイン技能検定は本当にいるのか?

「ウェブデザインやウェブ制作に資格は不要」

YouTubeやセミナーでよく聞かれる言葉です。
わかります。私もそう思ってました。
ググりながら作ればいい。

でも、実務をしてきて感じていました。

HTML要素は数多くあるのに、つい使い慣れたものを使いがち。
自分でデザインする時も、他人のデザインに引きずられがち。

自分に何が足りないのか知りたい。
所謂、無知の知。

知見があるからデザインがきまり、コードの書き方が決まります。

セキュリティのために対策としてこの属性を入れよう。
この命令文は変数を使おう。

お金をもらう以上、知らなかった、というのは避けたいものです。

実際、就職していた時期に改修依頼が来たサイトも、ひどいものが多かった。
全角スペースが混ざっていたり、sectionの使い方が間違っていたり。
製作者は駆け出しだったんだろうと思いました。
おそらく度重なる言語のアップデートで、いつかは崩壊すると思います。
また、いくらSEO対策を頑張っても、Googleからの評価は低く、無駄に広告などを出す羽目になりそうです。

自分の知識不足はお客様の不利益に直結する。
その中で体系的に知識を確認できる、資格勉強はとても良かったと思います。

気になっていたアクセシビリティを本腰入れて学ぶ機会に

最近注目されているアクセシビリティを考慮したサイト作り。
これまではオンラインセミナーで聞きかじった、label area?がいいらしい。程度の知識でした。早めにキャッチアップしなくちゃと思いつつ、つい手を動かす方に専念しがち。

でも今回の資格勉強のおかげで、
デザイン庁のガイドラインを読み耽り、
W3Cを読み耽る機会になり、
そして暗記もしました。

なぜ必要なのか、何が必要なのか、背景まで理解できたおかげで、実装前に確認したい事項がえらく増えました。
明日からの実務が待ちきれません。

資格試験だけでこんなに知見が増えるとは。

結果発表は一ヶ月後

とはいえ、今回は学科しか受けてません。
まずは学科優先し、4月に実技を受けます。

そこでうまく行けば、10月ごろにある「一級」に挑戦したい。
目線はすでに秋を指しています。

まだまだ頑張った記録をサボりがちなので、資格勉強についても書いていこうかなと思います。

このままでは海外に行くのが老後になっちゃう。

明日も頑張ったと胸を張れるように。
今日もお疲れ様でした。

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