ウマ娘の接続率・加速有効率の手動計算法のメモ

基準データを適当に把握する

ウマ娘スクールさんのサイトの以下の記事あたりを参考にすると、だいたいの基準に出来そうな数字が見えてくる。

実際に走る速度
https://umamusumeschool.com/running_speed/

加速とスタートダッシュ
https://umamusumeschool.com/acceleration_start_dash/

この辺の数字を見てまとめると、ウマ娘の走る速度は以下のように基準データを設定できる。

中盤速度:約20m/s
終盤速度(最速スパート):約25m/s
加速度:約0.5m/s^2

これらの大体の速度の情報があるとU-toolsさんのコースやスキルなどの解析データから色々計算できる。

加速区間の概念

中盤速度と終盤速度の差が大きいため、終盤開始からしばらくの間加速が続く区間に入る。
この区間は先の中盤速度、終盤速度、加速度から計算することができ、大体10秒間、約200mくらいとなる。
この加速区間は(速度と加速度はスピードとパワーの能力から計算されるため)コースの長さに関わらず一定となる。

終盤の長さはコースに比例して変わるが加速区間は一定のため、終盤ランダムの加速スキルなどの有効な確率がコースによって変わってくる。

加速区間では各スキルは以下のような挙動になる。

加速区間では目標速度スキルが無効になる。
加速区間では現在速度スキル(前へ出る)は、本来の秒数以上の効果を発揮する。(終盤接続)
加速区間では加速度スキルが非常に有効になる。
加速区間の直前で発動した目標速度・現在速度スキルが加速区間に重なると、本来の秒数以上の効果を発揮する。(終盤接続)
加速区間の直前で発動した加速度スキルは加速区間に入った地点から有効になる。(置き加速)

このへんはウマ娘スクールさんのサイトの以下の記事あたりも参考になる。

速度スキル
https://umamusumeschool.com/skill_speed/

加速スキル
https://umamusumeschool.com/skill_acceleration/

現在速度の仕様
https://umamusumeschool.com/skill_running_speed/

終盤接続

中盤から終盤に入る直前に目標速度スキルを発動していると、スキル発動後の速度まで現在の速度が上がった状態で終盤の非常に高い目標速度になるため、スキルの効果時間が終了しても速度が下がらない。
現在の速度の下駄を履いた状態で加速に入るため、最高速に到達するのも早くなる。
これは接続(終盤接続)と呼ばれている。

現在速度スキルは終盤に入る直前でも加速区間でも現在の速度が上がった状態になるので加速区間前後で雑に発動して強いスキルとなる。

置き加速

中盤から終盤に入る直前に加速度スキルを発動していると、置き加速になる。
置き加速はうまく加速区間と被った時に最速加速になり得る。

加速の効率

加速は加速区間中のうち早く発動するほど早く前へ進める。(シミュレータだと稼げるバ身数=距離が大きくなる)
例えば20m/sから25m/sまで0.5m/s^2加速するとして、通常だと227.5m進むことになるが、加速度0.5m/s^2が2sec続くスキルを1秒目に発動したケースと6秒目に発動したケースでは、それぞれ235.5m(+8m)と230.5m(+3m)進むことができる。

この加速が効率よく発動したときに稼げる距離がゲーム上で大きく、1位を狙うためにはいかに最速加速を出すか、重ねるかが重要になってくる。

手動計算

スキル効果距離

スキル効果の秒数は以下の式で発動した地点から効果が続く距離に換算できる。

スキル効果距離=スキル基準秒数×(コース距離/1000)×中盤速度(20m/s)

スキル基準秒数×(コース距離/1000)まではU-toolsさんのサイトに記載されている。

接続率

大抵のスキルは発動区間だけが定められており、その区間内のランダムな1点で発動する。目標速度スキルは全体の発動する可能性のある地点から、発動地点が中盤でスキル効果距離が終盤と被る地点がどれだけの割合あるかで計算できる。

接続率=Min(終盤直前距離(m), スキル効果距離(m))/全体の発動地点(m)

固有スキルや一部の発動条件を持つスキル(尻尾上がり、アクセラレーションなど)は条件を満たした時即座に発動する。そういうスキルの接続率はほぼ0%やほぼ100%のどちらかに二極化されるか、計算不能である。

置き加速有効率

接続率と同様の考え方で計算できるが、残った加速秒数があまりに少ないと置き加速としての効果もなくなってしまうのでちょっとだけ距離を削って計算しておく。0.9sec×20m=18mくらいでいいと思われるが、面倒であれば0m計算でも大体の確率は測れる。

置き加速有効率=Min(終盤直前距離(m), スキル効果距離(m)-有効加速距離(m))/全体の発動地点(m)

加速最速・準最速発動率

ウマ娘は1/15秒ごとにフレーム更新しているらしいので最速発動を厳密に計算すると約1.5m/全体がスキル最速発動率となる。が、先頭から最後尾までの終盤入りやスキル発動には約1秒単位の遅延があるため、1秒で進む距離(20~25m)ごとに加速の発動率を区切って計算しておくくらいの準最速発動率の計算で十分だと思われる。

加速準最速発動率=25m/全体の発動地点(m)

計算の使用例

阪神1600mチャンミ用に以下のようなものを作ってました。

後方脚質の終盤接続率
後方脚質の有効加速率


おわり

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