新潟千直の魔物をゲーム仕様から考察する(ウマ娘)
前提知識
ウマ娘スクールさんのサイトに仕様が記載されている。
追い比べ
ウマ娘スクールさんの以下の記事が参考になる。
外からの捕捉
・追い比べ対象の横幅は新潟千直だと3レーン先まで(練習で確認)
・追い比べ対象の順位は12頭立てのlohなら1~6位
・計算式から最近のニーズに合わせた表に直すと以下の通り
各脚質の速度
以下の2記事が参考になる。
新潟千直の基準速度=21.0[m/s]
ここから各脚質の序中盤の速度が計算できる。
pumはペースアップモード、pdmはペースダウンモード。詳細はここでは語らない。
コースの横幅
要するに先ほど記載した
・横1/4[コース幅]
は4.5mということになる。
千直の魔物の仮説
新潟千直で突然キャラクターが沈む現象が何なのか、これから仮説を立てていく。仮説の終着点から言うと追い比べ切れなのだが、単純な終了条件の5m以上離れるだけでは追い比べは終了していないというのが今回の仮説の肝となる。
仮説: 追い比べの開始と終了は同時に起きている可能性がある
追い比べの発動条件は前後3m、横1/4[コース幅](4.5m)で、終了条件は5m以上離れることである。5より3の方が小さいから発動中は終了しないと普通は考えるが、この条件、別に前後5m以上とは言っていないので横も含めた2体の距離が追い比べ終了条件となっているのではないだろうか。もしそうならば、追い比べの発動条件の最大の長さは前後と横幅で描く四角形の対角線の長さとなる。
つまり、√(3x3+4.5x4.5)=5.4m
5m~5.4mの間に追い比べの開始と終了がずっと行われている区間があるということになる。
この区間では追い比べのもう1つの発動条件が効いてくる。つまり、この区間で現在速度差が0.6m/s以下になっていないと追い比べが切れるということである。そして、追い比べが切れた時前提知識の根性ごとの追い比べの速度上昇量は根性1100以上で0.6m/sを超えるので、一度追い比べが切れると基本根性1200以上で仕上げてくる上位勢のプレイヤーウマとは再び追い比べに入ることが基本的に不可能ということである。
追い比べが切れそうな要素
・脚質ごとの速度差
各脚質には速度差があるため、速度差が大きすぎる相手しか追い比べ相手がいない場合追い比べが切れると思われる。
大逃げ ⇔ 逃げ ⇔ 先行 ⇔ 差し・追込
これくらいのイメージで断絶があるので味方の脚質を揃えた方が追い比べを継続しやすい。
・各脚質の序中盤の速度差
各脚質は序盤と中盤で速度に差がある。特に大逃げ、差し、追込は0.6を超える。ここで加速度に差があると脚質が揃っていても追い比べが切れる可能性がある。プレイヤーウマとモブウマなど、ステータスがあまりに違いすぎる場合が懸念点。
・速度スキルの重ね掛け
速度スキルを重ね掛けしすぎると速度差が0.6m/sを超えて追い比べ解除される危険がある。尻尾の滝登りは0.35m/sと起爆用の他の速度スキル0.15m/sが重なるため合計0.5m/s、同時にもう一つ速度スキルが重なると危ない。同様にRoad to Gloryと恵福バルカローレの固有継承2個合わせも合計0.5m/sで、もう一つ速度スキルが発動すると追い比べが切れて接続できるだけの速度にならない可能性がある。
カルストンライトオの固有は単体で0.65m/sなので、発動すると追い比べが切れているような全然前へ進まない挙動をすることがある(しないことの方が少ない)。単体で前へ進まない時、同時に速度スキルを撃つと追加でその速度スキルの分だけ前へ進むので(RtGとバルカローレなどとの併用で)ごり押しは可能。また、終盤入りまで前へ進まなくても終盤に入った途端速度が上がっているような動きをするので終盤接続自体は生きておりカルストンライトオ自体の千直での性能の高さは変わらない。
追い比べ再突入できそうな要素
追い比べが切れたような挙動をしても、追い比べに再突入することはある。
・モブと追い比べする
モブの根性は練習だと1000以下、本戦だとそれより少なそうなため追い比べが切れたキャラと速度差が0.6m/s未満になっている可能性が高く、追い比べをしてくれる可能性がある。特に中盤のベース速度が高い差し・追込脚質のウマの復帰で有効と思われる。
・速度スキルで追い比べ中のウマに追いつく
速度スキルで追い比べ中のウマとの速度差をギリギリまで減らせれば復帰できる可能性がある。相手も速度スキルを出している可能性もあり、かなり不安定な復帰法になると予想される。追い比べの有無だけで0.65~0.75くらい差はありそうなので0.25速度スキルや0.35速度スキル、または0.15速度スキル2重掛けがあればワンチャン復帰できるかもしれない。
千直の魔物を前にしてできること
とくにない。
おわり
というのもなんなので、追い比べ再突入のチャンスを増やせそうな速度スキルは存在する。
・気骨稜稜/突撃魂/飛翔脚(ひたむき前進+進出開始or推力十分): 5位以下で終盤が迫った時(中盤後半)に出る速度スキル。追い比べ切れて下がっている時に出ればワンチャン。
・Mission: Triumph(通常シンボリクリスエス固有継承)+玄雲散らす、黄金甲矢(正月サトノダイヤモンド固有継承): lohだと5~10位で出る。0.15+0.15。走行距離40~50%の間だとこの2つのスキルは重なる。単純な中盤の6位の押し付け合いでも有効。惜しむべくは正月オペ+トプロ持ってる人はRtG+バルカローレを積むので継承枠がないこと。ボリクリ固有は走行距離40%以降なら順位満たせばどこでも出るので単体でも偉い。
・Mission: Triumph(通常シンボリクリスエス固有継承)+アド・アストラ(ネオユニヴァース固有継承): lohだと5~10位で出る。0.15+0.15。走行距離50~55%だとこの2つのスキルは重なるが、トライアンフの最速発動が40%からのため正月ダイヤ固有より重なりにくい。この組み合わせだともう中盤の6位の押し付け合いでの用途の方が強いか。
余談:新潟千直loh対策
千直lohは追い比べ運ゲーなのだが、その運要素の一部は対策できる。
・脚質を揃える
脚質が近いウマが一緒にいると追い比べを継続しやすくなる。前提知識を見てもらえば感覚でわかるだろう。中でも、先行は追い比べの安定度が高い。
・内枠抽選ボール、外枠抽選ボールを使う
味方同士で集まって追い比べできる。
内枠抽選ボールは1~3枠=1~3番なので必ず味方を追い比べ対象にできる。ただし、必ず1人が大内枠を取るので追い比べ候補が減って挙動が不安定になるリスクはちょっとある。初めから味方同士としか追い比べが望めない逃げ3では必須。他の脚質でも実力の近いもの同士で追い比べできるようになるので、基本的にはリターンが大きい。
外枠抽選ボールは6~8枠=7~12番なので味方を追い比べ対象にできる可能性が高くなる。開幕追い比べの挙動を見ると枠番が3つ離れた相手までとなら追い比べに入れるのだが、配置が悪いと味方同士の枠番が4つ離れる危険性もあるので90点くらいの性能。味方同士の枠番が4つ離れた場合でも対戦相手が間に入って追い比べ安定することも多いので、先行以下ならそこまで警戒するほどではない。12番を取る確率はアイテムなしで誰かが1番12番を取る確率とさほど変わらないはず。節約して使うなら、アイテムを使う前の5レースの枠番振り分けを見て明らかに不利な時(1番12番を取ってる味方が多い時、孤立する味方がいる時、強そうな敵が真ん中に固まって追い比べしやすそうな時)にシャッフル目的で使ってやるといい。
脚質がばらけている場合、特に後方脚質がいる場合、モブもセーフティネットになり得るので抽選ボールの扱いは難しい。
・根性を上げる
このコース序中盤ほぼずっと追い比べをしているので、根性を上げると中盤力が高くなり前へ行きやすくなって勝ちやすくなる。根性1200と1500で0.05速度スキルをずっと発動してるくらいの差はつく。
おわり
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