「太陽が俺一人じゃ面白くないから」瀬戸内サニー株式会社CEO・YouTuber瀬戸内サニー 大崎龍史インタビュー
はじめに
この記事は、
となっています。
今回の記事は、デジタルメディアを活用したマーケティング事業、情報リテラシー教育・キャリア教育などをはじめとした教育事業で活躍し、YouTuber『瀬戸内サニー』としても活動する瀬戸内サニー株式会社CEO 大崎龍史さんにお話を伺いました。
「この会社、金の匂いしないから」 『事業内容』
「本日はよろしくお願いします。」
「まず、瀬戸内サニー株式会社さんの、主な事業内容についてお聞きしてもいいですか?」
「そうですね、ぼくのYouTuberとしての側面が多くの人にとっては一般的である一方で、香川を拠点とした教育スタートアップもやっています。うちの教育メディア事業の一環として、YouTuberをやっているというかたちです。」
「な、なるほど……??『教育』と『メディア』、それぞれにどのようなつながりがあるんでしょうか?」
「言ったら、『教育』ってすごく固いものというか、目に触れたもの全てが教育っちゃ教育なんですよ。その人の価値観になっていくので。その中で、地方でも面白いことやチャレンジングなことができるんだ!というメッセージを含みながら日々動画をつくるのが、ぼくがいまYouTubeを通してやっている活動かな。」
「なるほど!具体的には、YouTubeでの活動はどのようなかたちで教育に繋がっていくことになるんでしょうか?」
「じつは、最初は『教育』と『YouTube活動』、繋がってなかったんですよ。」
「大学の時に教員免許を取ったんですけど、教育者になるにしても、外の世界を見ずして子供たちに語ることはできないなという思いがあって、東京のIT系の企業やベンチャー企業で働いていたという背景があります。それを軸にして創業したので、いわゆるITとかメディア的な文脈でYouTubeメディアを立ち上げました。」
「ただ、やっているとなんかよくわかんないけど学生と絡む機会が増えて、なんかよくわかんないけど学校と絡む機会が増えて、自分がやっていることもどうやらなんか教育的な要素を含んでいるらしい。というのをいろんな方に言っていただけるようになって、教育のメディアとしての立ち位置が確立されてきたという感じです。」
「事業のかたちが徐々に変わっていった背景には、YouTuberとしての活動でできた学生さんたちとの繋がりがあったんですね。」
「結果論、ですね。活動していくなかで学生からの信頼を獲得していって、学校に来て欲しいと学生の子たちから呼ばれて、授業や講演をするようになって。いつの間にか授業のカリキュラムをつくるようなお仕事を頂いたりして、結果として繋がっていった話かな。」
「地域の学生にとっては、すごく頼りにできる存在なんですね!学校さんの視点では、サニーさんを呼ぶことにはどのような嬉しい点があるのでしょうか?」
「学校の先生からは『サニーさんが来てくれると刺激になる』みたいなことを言っていただいて。ぼくの中ではあんまり感覚がないんですけど、そういうお言葉をいただいたときに『居るだけで価値がある存在』になれているのはすごくありがたいなと。」
「既定路線を破る。新しいことを生み出す。といった文脈がぼく自身や会社に形成されているからこそ、先生たちに期待感を持っていただけているのかなと思っていますね。」
「具体的には、どのような活動を学校さんと一緒にやっているんですか?」
「YouTubeやSNSを活用した学校のPRのお手伝いをしています。香川も、岡山もそうだと思うんですけど、いま定員割れしてる高校めっちゃ多いんですよ。0.8倍とか。」
「少子化の影響を大きく受けていて、仕方のない部分もあるんですけど、学校が今まで魅力化を怠ってきた部分もあるし、あらためて情報発信をしないとこのままゆるやかに減っていってしまうので、そのあたりを解決するにあたって、学校さんから相談をお受けすることがありますね。」
「少し気になったのですが、そういった学校の状況というのは、東京などの都市部と地方では差異があるものなのでしょうか?」
「いい質問ですね~!東京のほうが人が多いので、学校の数も多いし、倍率も高いです。地方は『地域外・県外からどうやって学生に来てもらうか』というところが重要で、いわゆる”瀬戸内留学”といわれる取り組みもあるんですけど、そんな取り組みもインターネットでの情報発信は必要になってくるので、そちらもご相談をいただいたりはしています。」
「ありがとうございます!事業内容は大きく分けて、起業・自治体・学校のPRをはじめとしたYouTubeでの活動と、学校で行う授業や講演などの二つということでしょうか?」
「えっと、うちでもまだそんなに整理できてないんだけど、教育メディア事業と、もう一つはデジタル教育事業。」
「教育メディアとしてYouTubeではPRなどいろいろやってて、デジタル教育事業の方は、こっちはこっちで起業家育成とか動画制作とかプログラム開発の授業をやったりしてる。」
「なるほど!YouTubeでのPRと、教育事業が完全に別々の事業というわけではなくて、それぞれ教育に関連した相互作用があるんですね!ちょっと勘違いしていました。」
「あ、そうそう!融合したり、しなかったりみたいな。でもなにやってるかわかんない会社の方がおもしろいじゃん。そう、勝手に思ってるんだけど。」
「なにやってるかわかんないと何がいいかって、変な大人が寄ってこないんだよね。金の匂いがする事業だったら変な大人寄ってくるじゃん。でもこの会社、金の匂いしないからさ。」
「たしかにYouTubeチャンネルだけちらっと覗いて、な~んだ。って思ってしまいそうですよね。」
「そうでしょ!そんな大したことないじゃん!って。この規模感だと、YouTubeの広告収益月数万円よ?でもうちの先月の月商、●●●万。」
「●●●万も!?何がどうなって儲けてるんだ!?ってなっちゃいますよね!!」
「って思うじゃん!そこが俺の天才な所!わかる~!?秘密!!」
「YouTubeでの影響力があるからって、それをYouTubeで還元するんじゃないんだよ。広告収益じゃない、違うマネタイズの仕方がある。これは企業秘密。」
「YouTubeだけだったら、YouTubeさんが『お前のとこには広告つけてやらねーっ』って言ったらそれだけでもう来月0円なわけ。そういう風にならないために、YouTubeを軸としていろんなマネタイズ手法を作ってる。Youtubeはうちの心臓ではあるんだけど、心臓で稼いでるわけじゃない。」
「心臓から血は送られてくるけど、実際に動くのは手、みたいな。」
「そうそう、その手足・頭をどうデザインするか。」
「うちの会社のことをみんなYouTubeだけで見ちゃうから、何も見えないの。」
「YouTubeを足掛かりにして、影響力や立ち位置を利用することで他社さんとの事業だったりイベントの開催だったり、教育事業もあわせて包括的に展開することができると。」
「そういう感じ!」
「瀬戸内から、世の中を面白く照らす。」 『ミッション』
「では、企業全体のミッションも”教育”というところと関係が深いんでしょうか?」
「うちの会社のミッションが『瀬戸内から、世の中を面白く照らす。』という理念になっています。」
「ぼく自身も東日本大震災とか、兵庫県生まれなので阪神淡路大震災とかも経験して。いま能登半島でも地震が起こってますけど、いわゆる『社会がネガティブ』というか、災害ネイティブみたいな世代だったので、そんな中でもどう社会を明るくしていくか、暗い社会の中でもポジティブな価値観を作っていく。というのが大事な理念なんですよね。」
「それに紐づいてメディア事業というのは非常に相性がいいですし、『教育』というのも地方において、画一的な教育しかないので、そこを増やしていきたいというのがいま考えている事ですね。」
「メディアの哲学者にマクルーハンという人がいるんですけど、『メディアはマッサージである』ということを言っているんです。見ているものが、その人の世界観になっていくんですよね。ポジティブなニュースを見ている人たちはポジティブになるし、ネガティブな情報ばっかりを見ている人はネガティブになってしまう。」
「そして、残念ながら地方からのニュースというのはネガティブなものが多かったり、そもそも東京発の情報が多々あったりして、地方から面白い話題を作っているところって本当に少ないんです。それをうちは作っている。『使命』というか、その『役割』を担っていて、それが会社の理念に繋がっています。」
「教育って、もうすべての根本なのでなんとも言えないんですけど、『よい教育とはなにか?』みたいな話で。それはたぶん『多様な教育がその地域にあるか』だと思うんですよ。絶対にこれじゃないといけないって教育はわかんなくて、でもいろんな教育があったら、その中から選べるわけじゃないですか。」
「だけど、”選べない”っていうのが地方の問題だと思うので、攻めたことをやりたい子たちが『何言ってんだあいつ』って言われるんじゃなくてじゃあそういう子たちが集まるコミュニティはこういうとこがいいよねっていうのがあればいいし、逆に疲れちゃったから休みたいってことなら休みながら学べる学校があった方がいいし。」
「学生それぞれにとって、よりよい選択ができますよね。」
「そうそう、その一環で、留学に関連したプロジェクトもやっていて。」
「留学、というと?」
「『行き先は、転機だ!』という留学のプロジェクトで、動画選考のオーディション形式で一人、留学に連れて行ってあげられる。全額サニーさんの会社で出しますよ、というプログラムで、クラウドファンディングもやっているんだけど。」
「留学したくても機会がなかったり、円安の影響でめちゃくちゃ高くなってたり、行けない子たちがいるので。」
「特定の一分野にというわけではなくて、地方での教育という場においての選択肢がより多様になるように、たくさんの道を広げていっているんですね。」
「それだね!それだよ!いやまさにそうで、地方にはやっぱり変わった教育、『面白教育』って言い方をしてるんだけど、遊びの余白がある教育がもっとあってもいいと思っていて。」
「東京もそうだけどみんな受験とか習い事とか、そういう既定路線の教育ばっかりしてて、それで面白いもの生まれるのかなぁってのはすごく思ってて、道草食った人間の方が実は強かったりして、一浪した子のほうがメンタル的に強かったり。」
「普通の人の道から外れたことでやっと『自分の道ってなんだろう?』って気づける教育。そういうことに大人がお金を出してあげることが後々地域にとってなにかしら返ってくるんじゃないかなってのは思っていて。」
「ぼく自身が大学のときアメリカに留学したんだけど、その色々は親のおかげだったっていうこともあって、地域の若い子たちにもそういう経験をしてほしいな。」
「この『行き先は、転機だ!』、中高生も応募できるんだけど、二次審査は合宿形式にしてて、10人ぐらいみんなで島行ってめっちゃ友達になる!みたいな。」
「島で合宿!ふつうに合否とか関係なく楽しそうですね……!」
「そう!めっちゃ楽しい!!」
「そこで生きるひとの人生に大きな影響をもたらす『教育』というものに対して、ちょっと風変わりなやり方も含めて様々な『可能性』を体現しているんですね!」
「自分が好きな地域で好きなことやってるだけ」 『仕事に対する想い』
「『瀬戸内から、世の中を面白く照らす。』という理念は、設立当初から変わらずあるものなんですか?」
「最初からですね。ぼくはその、東京よりも地方が好きな人間なんですよ。」
「東京でも働いてたし、日本で一番良いって言われていたYahoo!のオフィスの中で働いていた人間なんですけど、それが本当の心の豊かさなのかな?という自問自答をする日々が続いていて。」
「資本主義ど真ん中の煌びやかな世界で働く、一個の価値観としては知れても良かったなと思うんですけど、一方で自分の心が豊かになっていない、周りも豊かな心を持った人がいるわけではない。」
「自分のやったことが、あんまり蓄積されていかないんですよね。たとえば業界の移り変わりも激しくて競合も多いので、自分が前にやってた仕事どうなってるんだろうって見たら、もうその仕事無くなってるんですよ。」
「お金だけを回してマネーゲームするよりも、ローカルで文化とか若者の教育とか、ちゃんと蓄積されるものをつくっていった方が自分の残りの人生有意義に使えるんじゃないかなって思って、『瀬戸内から、世の中を面白く照らす。』に通ずるような価値観が生まれていきました。」
「東京でお仕事を続けるのではなく、地方からビジネスをつくっていく選択に価値を感じたんですね。」
「自分の中で東京とか海外とか、色々なところを拠点にしたときに、生まれ故郷で心の拠り所だったのが香川をはじめとした瀬戸内の親しんだ地域だったので。」
「出身は兵庫なんでしたっけ?」
「そうですね、ただ岡山も親に連れられてよく来ていて、香川も大学時代から行っているし、”ぬるっとこの辺”生まれみたいな。笑」
「温暖な気候だから生まれた価値観なのかもなとも思いますし。」
「でも、お話を聞いていて、サニーさんは『瀬戸内から、』という理念を持ちながらも、自分を育ててくれた故郷に『尽くす』ように還元したい、と思っているわけではないような気がします。」
「そうそう!自分が好きな地域で好きなことやってるだけなんですよ。ぼくはインターネットの仕事が好きなのでインターネットの仕事をこの地域でやってて、それだけで幸せ。っていう価値観なんです。」
「もちろん、若い子たちの教育もやりきりたいと思ってるんですけど、そもそも自分がやりたいことをやれてないと若い子たちも寄ってこないし。
『若者のために』とか『若者ファースト』とか言ってる人のことをおれは信用してないので!!」
「他の誰でもないサニーさん自身の思いが原動力になって、よりよい教育の形につながっていくんですね!」
「教育に携わる人間が最前線で戦い続けてないと説得力無いから、そこはYouTubeも教育も含めて、ちゃんと続けて行こうと思ってます。」
「俺が太陽だけど、太陽が俺一人だけじゃ面白くないから」 サニーさんと、『目標』
「うちの事業、YouTubeだけで見ると絶対わかんないんだよね。みんな、動画こんなにおもしろいのに、なんでチャンネル登録者数伸びないんですか?って聞いてくる。だけど、これをマスマーケティングにしたいとは思ってなくて、薄くなるんだよね。全国の子どもたちに届けるよりも先に、まずは地域、香川・岡山。根差さないと深くなんないから。どう根差していくか。」
「会社の展望としては、いまは地元に注力する方向なんですね。」
「ただ、もう7年目なので、ここらで一回香川・岡山県外、ないしは世界で挑戦をやっていくフェーズではあると思う。今年からは東京にもどんどん営業行こうと思ってるし、留学事業みたいに海外との懸け橋になるような事業もやっていきたいと思ってる。」
「そういった展望のさらに先の、最終的にこうなったらいいな。みたいな目標ってありますか?」
「最近はよく、『ベネッセを越える教育の会社になる。』ってことを言っています。」
「東京よりも地方が好き。と言っていたのもそうですけど、目指すべき明確な目標を超えることを意識してお仕事をしているんですね。」
「いやでも、結局人間の根本的な欲求って言うのは、何かしら外部からの環境要因なんだよ。内から出たものはあんまりなくて、何かの横に目標があって、目標の会社があればそこを目指して頑張ろうって思うじゃん。ありがたいことに香川の小学生の子とかも、将来について聞いたら『瀬戸内サニーを越えること』って言ってたらしくて。」
「それくらい、『越えたい目標になる』ってことは地域において大事だなと思っていて。そのロールモデルさえもいないから、地方はよくないんだろうなと、地方にそういうのをいっぱい作っていくのがうちの会社。」
「誰かが先頭に立っている事って、社会をよりよい方向に持って行くためにも大切なんですね。」
「ずっと気になっていたんですが、サニーさんにとっての、『面白さ』というのはどんなものを指しているんですか?」
「うちの会社では『Fan&Positive』って言ってるんだけど、楽しさとか、ユーモアとか、なんだろうな。『人の心を動かす要素』のことなんだよね。」
「人間さ、そんなにロジカルじゃ動かないわけよ。頭の良い人が作った資料の通りに頭良くやってもそれが上手くいかない世の中ですよ。なんで上手くいかないかっていうと、人間はやっぱり感情で生きてて、その感情をもとに世の中を変えていかないと、いわゆる世論って呼ばれるものは動かないので。その感情をどうポジティブに動かして人の行動を変えていくか。」
「たとえば地方で『人口減少』とか、『子どもの数が減ってて』とか悲しい話題ばっかじゃん、『お前らのせいだぞ』って若い子たちは聞いてると思うんだけどさ。」
「そんな下向いててもしょうがないから、もっとポジティブに楽しいこと考えた方が結果的にうまくいくんじゃね?みたいなことがうちの会社としては大事にしたい価値観。その価値観を持ってもらう人を増やす。」
「だからうちの理念としても、『瀬戸内から世の中を面白く照らす人を増やす』っていうのを今後大事にしていかないといけない。俺が太陽だけど、太陽が俺一人だけじゃ面白くないから、俺以外にも太陽になる子が居てもいいよね。太陽になる子をいっぱい増やそうぜ。みたいな話。」
「そうなるといろんな地域の繁栄にもつながるし。いまぼくが持ってる想いを他の人に渡して『がんばろう』って思ってくれたらいいし、目標にしてくれたらいいし。」
「そういった思いを発信する手段としての、教育メディアだったり学校での授業や講演だったりするんですね。」
「そう、そこにまあなんとか金がついてくるように頑張る。っていうのがいまやってることです。」
「全くもってお金にはならないんだけど、」 Youtuber瀬戸内サニーと、視聴者の『つながり』
「では、今度はサニーさんのYouTuberとしての活動についてもお聞きしたいです。」
「そうだねえ、YouTuberやってると、本当にいろんな相談が来るようになるの。」
「家庭での問題だったり、学校での問題だったり。聞いているうちに心配になって、相談しに来てくれた子に弁護士を紹介したこともあって。」
「やっぱりこれは、俺が地域に根差してるからできること、相談しに来てくれることだよなって。だから、学校の先生にも親に相談できないようなことがうちに来ることも時々ある。」
「進路のこととか、たとえば『受験に失敗してしまって、私は大丈夫なんだけど、親が毎晩泣いていて、どうしたらいいんだ。』みたいな相談も来る。自分の人生だから、気にせずお前の人生を生きなさい、みたいに言うんだけど、そういう悩みを抱えてる子って誰にも言えないわけよ。先生に言っても親に共有されちゃうし。そういう、利害関係抜きに相談できる”地域のおっちゃん”みたいになってるのは、すごい嬉しいなって思う。」
「YouTube活動を続ける中で、地域の中でも独特のポジションを確立していったんですね。」
「結果的にね。『友達の財布からお金を盗んじゃって、いろいろあって示談金がいるから100万貸してください。』って相談が来たときは、知り合いの弁護士を紹介して。」
「それって、全くもってお金にはならないんだけど、意義がめちゃめちゃ高いじゃん。その、居場所的なことがすごい大事だなと思っていて、それはやっぱり継続していきたいな。」
「簡単にひとに相談できない状況の人が頼る先の選択肢としてサニーさんがいてくれるのは、たしかにすごく頼もしいことですよね……!」
「別に俺が解決できなくても、俺が紹介できる大人を紹介すればいいから。結局、入り口がないのが問題なので。」
「頼れる大人たちとのつながりの一番最初に、サニーさんがいるんですね。」
「ちなみに、どんな人たちがサニーさんの動画をよく見ているんですか?」
「基本的には10代から20代の、香川・岡山の人が多いかな。」
「地域の高校に遊びに行く動画もたくさんありますし、サニーさんと実際に関わって、そこからつながって視聴している人が多いんですね。」
「そうだね、エリアを広げすぎるのもしんどいし、それ以外のところでもたまにやるけど、くらい。」
インターンでは、どんなお仕事をするの?
「最後に、瀬戸内サニーさんでインターンがしたい!という学生の方とは、どういったふうに一緒にお仕事をしていきたいと考えていますか?」
「うちは基本的にはフルリモートで、主に動画系、編集とか、SNSの投稿業務とか。なので、動画の編集スキルが一定以上ないときついです。少なくともポートフォリオ出せるくらいのものがないと、ちょっと厳しいかな。」
「そしてインターンに関しては、『目的意識』を持ってるかどうか。この会社で何をしたいか、将来自分は何をしたいか。ちゃんとそこに向き合ってきている子。そこがないとちょっと、うちでは化けないかな。」
「実際にインターンで入ってくる人の中では、どういった方々が多いんでしょうか?」
「たとえば動画やエンタメに関することで働きたい!ということで実際に大阪のテレビ局に就職した方だったり、地元のテレビ局に就職した方だったり、メディア系が多いですね。」
「実際にYouTubeチャンネルもやられていますしね。」
「メンバーの方々は、どのような共通認識を持ってお仕事をしているんですか?」
「一番大きいところで言うと、会社の理念に共感してくれる仲間が集まってくれているなというのは個人的には思っていますね。あとはやっぱり働き方の自由度とか居心地のよさといった部分で、友達ではないんですけど、仲間として心の支えになってくれたり、時には厳しく言ってくれることもありますし。そのあたりは本当に尊い存在だなと。」
「仲間を増やしていくことはすごく大事にしたいので、インターン生に対しても採用面接7回くらいやります。ふつうの2、3倍は時間をかけます。そこでやっぱり相性を見ていかないと、双方にとって良いことないなと思ったので。コミュニケーション取っていく中で、合わないなーと思ったら自然にフェードアウトしていくし、合うなー!と思ったら単純にめちゃくちゃ話が続いて、飲みに行くとかできるし。」
「地方って、採用もめちゃくちゃ大事で、ひとりひとりの業務でお願いする内容が多い分、一人当たりに期待する量も多いじゃないですか。それだったらいい仲間と働きたいので、採用はめちゃくちゃ力入れてます。」
「丁寧な採用活動を行うことで、企業にとってもインターン生にとっても実りのある働き方でお仕事ができるんですね。」
まとめ
”瀬戸内サニー株式会社”が気になる!というあなたへ
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