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~基本天体解説②小惑星、サタニアン~

小惑星は主に火星、木星間にある小惑星帯に存在しているものが殆どです。
内面である火星と外の世界である木星
このふたつの間で認識や興味、関心、関わり方、趣味など、内面と現実の掛け橋となる天体たちです。
一万以上の豊富な天体が浮かびそれぞれがいろいろな物事への興味や関心を表します、仮に全ての天体の機能を詠みきれれば、趣味やつく職業、好みの食べ物までなんでもピンポイントに当てられる気もします。

小惑星
◎ジュノー
自分を他人に認めさせる事を象意とする天体です。
司るものは他人の上に立ったときの振る舞いや、母としての強さ、承認欲求や、相手を自分のものにしたいという支配欲などを表します。

シナストリーなどで人間関係でも有効ですが、ジュノーで繋がる場合は強い立場でのつながりとなるので、相手は従う覚悟が必要となります。

リーダーシップを発揮するので、頼もしさや任せられるといった面もあり、頼れる側面としてでることもあります。

◎パラス
一般的には、関わる天体に幸運と知恵をもたらす天体といわれています。
司るものは関心で、
職業や人生の方針、恋愛に影響を与えます。
パラスとのアスペクトがある天体は
パラスの影響で進めている事柄に対して
積極的に働き、ハードアスペクトでも、疑問や新しい切り口、自分なりの観点を産み出すので個性として能力を発揮します。

パラスの関心がどういう意味かは特に物書きの方のネイタルを調べてみると良く掴めます。
その方の扱う普遍的なテーマと親和性が高く表れてきます。

◎ベスタ
司るものは尊ぶ事
この天体は人でも、仕事でも、趣味でも、関わる物事を極限まで尊びます。
その没頭具合は自分を犠牲にしても、寝食を忘れても、といった具合に
行き過ぎてしまいがち

そこまで相手を尊ぶ姿勢を感じとった相手を惹きつける事もあるので、人を惹きつける魅力としての一面ももっている天体です。

◎セレス(ケレス)
司るものは優しさ、愛情
セレスの表す事柄に対しては
優しい気持ちになれるようです。
シナストリーでは愛情を表す事が多く
男女関係で、意味のある配置になることが多い天体です。

また、子供や他人に対する
愛情の示し方などもあらわしていて
ネイタルでの配置で、愛情表現の素直さや複雑さを詠んだり
シナストリーで、相手に伝わり易いかどうかなどを詠むことができます。

恋愛に関わらずとも、気持ちが優しくなる事や癒される事につながっている
幸せを運ぶ天体となります。

◎キロン(ケイロン、カイロン)
この天体はここまで紹介した小惑星と違い土星と天王星の間の変わった場所にある小惑星で
現実と深層心理の間を繋ぐ天体となります。

司るのは繊細さです。 

現実世界に対して揺れ動き易い心の部分を示し、キロンが関わる事柄によって、トラウマや、感動として心が深い影響を受けます。
一般的には傷にスポットが当たっていますが
涙を流すほどの感動や、自分の気持ちから産み出される。芸術的な感性など
現実世界との交流を通して精神の成長を促す天体です。


◎天王星
天王星から先は主要7天体よりも遠い世界の出来事や深い深層心理と人生に置いての重要な出来事を表す天体です。

司るものは世界に対するこだわりです。  
表している事柄を満たす為に外の世界を扱います。
天王星が外に関わる時は妥協というものがなく、ありのままのサインのエネルギーを表していきます。
加工や調整などがきかないので
独創的だったり、奇抜さとして
周りにとられるようです。

これが人や環境に向いた時は
環境の変化や相手の切り替えとして
表れることとなります。
満足いく状況が整うまで
それを探し続ける事となり、天王星の入るハウスには、頻繁な変化がおとずれます。

トランジットなどでは変化、切り替え、作り替え、転勤など状況の変化を表すことが多く、作り替えの意味から手術などを表す事もあるようです。

また強権をもつ人物は天王星の影響を権力の及ぶ範囲に行使する事ができるので
、力の強いものの社会的な動きを表す事もあります。

◎海王星
司るものは運命を含めた見えない世界です。
海王星は運命を感じとる力があり
関わる天体を通して自分の運命を感じとる事ができますが
これがなかなか厄介な特性で
影響を強く受けすぎるとはるか遠くにある目標を実感しすぎて目の前がおろそかになるということがおきてきます。
この時に現実の方が幻で夢のように感じる現実感を希薄にする作用が働きます
下山中に眼下にみえる街に気をとられるあまり、獣道にはいり、右も左もわからず遭難してしまうようなイメージです。

また、見えない世界と繋がる天体なので 海王星から受け取る世界観を表現する事で神秘的な芸術性を発揮する事もできます。

トランジットなどの運勢においては
世の中の流れなど、全体の運勢を表すことが多いようです。

◎冥王星
司るは個の存在です。
自分自身のアイデンティティを司ります。
冥王星が満たされていない状況になると
自分が自分でない感じがする
生きている心地がしないという実感を
感じる事となります。
反対に冥王星が満たされている時は
生きてる実感に満たされ、充足感を得ることができます。
それだけ冥王星の入るハウスは本人に
とって大切になります。

冥王星はあらゆる物事を個に戻そうとする働きがあり
人間関係や社会、家庭など、集まりを分解したり、孤立や独立、自立などを表します。










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