ChatGPTをつかった感想と洞察

ChatGPTというのはOpenAIが公開しているチャットボットです。
何か質問をしたらなにかしら答えてくれるすごいやつです。
彼(または彼女、またはそれ)と対話した感想とそこから得た洞察をまとめました。

まとめ

1.ChatGPT全般についての感想

初期状態ではつまらない一般論しか言わない。
対話を進めればある程度見解と呼べるようなものを引き出すことができる……と思う。
でも文脈で主張は変わる。

めっちゃ丁寧に答えてくれるからめっちゃ賢い人間と話してるような気になる。
以前読んだ人工知能を題材にしたSF小説では「人間を模倣するには人間をつくるしかない」みたいな主張がされていたが、人間の側が人工知能に適応することも十分あり得ると思う。
何をもって相手を人間と思うのかを突き詰めてみることには大きな価値があると思う。

こいつすべての人間が理性的で自立した存在だと思ってる。
あるいはそうあるべきだと思っている。
もしくはそう捉えるように設計されている、あるいは学習元となったデータがそうなんだと思う。そのデータは人間が人間に対して抱いている幻想そのものだと思う。

ChatGPTに知識を問うことについては全く意味がないように思う。
その知識をもとにして責任を負うようなことをする場合、簡単に回答が得られる割に裏付けに手間がかかる。
そして得られる知識自体には意味がないと思っている(見いだせない)。

2.えられた洞察

本質的に質問というのは新たな情報を得るためのものではなく、確認作業に過ぎないのではないかという気がしてくる。
きっと確固たる答えは既に自分の中に定まっており、それが変化するのは言葉による会話ではなく経験なのだ。  

自身の考えを明確にしたり、補強したり、多面的に捉え直すのにはとても有用な道具だと思う。
何聞いても無限に答えてくれるし、よしよししてくれる。
ただし得られる回答も一般的なものに終始するので、意表を突くような洞察が欲しい場合には役に立たないと思う。
カウンセリングに有用かもしれない。カウンセラーがしばしば示す人間的な反応が苦痛と感じる場合には特に。

人工知能一般に言えることだけど、ある特定の目的───人を笑わせたいとか、制作物で他者に認められたいとか、自分向けの工口画像つくりたいとか───を達成するためには非常に強力な手段となる。
今後人間に必要になるのはその動機をいかにして得るか、つくるかだと思う。またはいかに他者にそのような動機を引き起こさせるか。

感想と洞察を得るまでに経た会話

読めばわかると思いますが、相当恣意的な質問をしています。
自分でそのことに気が付いたとき先の洞察が得られました。
また、前文を削っているので得られる回答は文脈によって変わることをご承知おきください。私は回答自体に注目したかったのではなく、その回答の裏側にある前提や思想(?)に注目したかったのです。

理解のある人工知能くん

いいやつだね

人工知能くんにレスバをしかける

適切な監視、制限という主張はあたかも教科書のようである。

人工知能は道具であり問題があるのは人間

人工知能を銃火器になぞらえてみた
自己を否定するようなことは言わないよねぇ

人工知能くんは人間を過大評価している

人間には判断力があるという


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