反省と仮説


彼との別れで、反省点をあげるとすれば、

・部屋を綺麗にしておくこと
・突き詰めないこと

の2点だった(もっとあるはずだけれど、思い浮かばなかった、、、)

勿論それらが出来ていたとしても同じ結末になっていたかもしれないけれど、今後私が直しておくべき点は概ね間違ってないかなと思う。

部屋の掃除は単純に私のズボラな性格を治さなければいけないからである。もっというとメンタルを一定に保たせる、自制する力を身につける必要があるのだ。
私が思う「ちゃんとした大人」の核となる部分である。
治さなければいけない。

人として尊敬されるに値する人間に。

【突き詰めないこと】
は、ミトンとふびん/吉本ばなな
を読んで思ったこと。文中にも出てくる。

私はあまりに彼の“本当の気持ち”を正確に知りたいと思いすぎた。ずっと好きでいる必要もなかったのに、私は常に彼の1番でなければ恋人でいる資格がないと思っていた。そうでなければ自分が傷つくから。あまりに自己本位で人間のうつろう気持ちを知らなさすぎた。

ただこれに関してはまだ自信がない。

その証拠に、2人の間で起こった心情の変化を2人で確かめ合うことはしない(できない)けれど、私の中では結論を出しておかなければ気が済まないと思った。

私はわからなかったからだ。上手くいかなかった理由が。彼の心の動きが全くわからなかった。私のことをどのように捉えていたのか。

だから本を読んだ。「鼠」と似ていると言っていたから。

そして一つの仮説を立てた。

彼にとって私は「ジェイズ・バー」だったのではないかと。

愛着はあったのだと思う。その時はワクワクして夢中になって。欲しいものがそこにはあるという確信めいたものがある場所。

ただ時間が経つにつれてその輝きが失われていった。求める物がもうそこには残っていないとわかっていながらも踏ん切りがつかなかったのだと。

そう思うことにした。

仮説を立てれば、ひとまずは安心。正しいかは突き詰めなくていい。

私の問題だからだ。



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