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むにむにとさわる肉球やむなしと 悟り顔して細いまなざし
ふわふわの体に顔をうずめると にゃあと鳴く君 陽の当たる床
夢をみている ゆめから物語はうまれる そう思えばこのときだって 無意味、ではないのだろう
ひとはつねに檻の中にいる あたらしいところへいくと何もかもから自由になったような気がするが 何のことはない 今までの檻から抜け出てあたらしい檻へと入っただけなのだ