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夏の過ごし方

はじめまして、〔やよいの保育〕のやよいです。京都で子どもをめぐるくらしのサポートをしています。

長い梅雨が明けました。身体がびっくりするほどの急激な気温の変化。梅雨明けの時期が最も熱中症を引き起こしやすいので、こまめな水分補給と休息を心がけてくださいね。

先日若林理砂さんの「夏バテをしない体づくり」というオンライン講義を聞きました。若林さんは鍼灸師です。
東洋医学を基にした養生をとてもわかりやすく解説していました。

その中で、夏の過ごし方で大事なことは、夏らしい生活を送ると言うことだとおっしゃっていました。

子どもと過ごす、子どもの頃に過ごした夏らしい生活で、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?

・ラジオ体操
・セミ捕り
・海水浴
・川遊び
・スイカ割り
・花火
・そうめん流し

などなど、どれも外で汗を流すものばかりですね。

そうなんです。夏の養生で大切なことは、パン!と弾けるような華やかなことをすることなのだそうです。それは梅雨の時期に体内に溜まった湿気を追い出すという意味もあるし、冬に向けて体を作っていくということでもあるのです。

講座の中で印象的だったのが、コロナの影響でこもりがちになり、夏らしくしっかりと身体を動かして汗をかくことが少なくなることにより、風邪やインフルエンザなど呼吸器系の病気が流行る冬に備えられなくなるということでした。それはすなわち、新型コロナウィルスへの耐性も低下するのではと危惧されていました。

ソーシャルディスタンシングを取りながら、夏らしい生活を送るには新しい生活の知恵が必要になりそうです。

それでもそれぞれが、工夫をしながら楽しい夏を過ごしたいですね。


新しい生活様式は、大事なことは抑えつつ自分仕様に新たに作り直すチャンスだと捉えて、いわゆる常識とかに捉われず自分たちが健やかで心地良いスタイルを作り上げられたらと思います。日本人は周りと合わせるのがとても上手です。自分がないと言われることもありますが、状況を読む力、空気を読む力にも長けているとも捉えられます。

状況を読んで他の人とは違う選択をしたり、少し時間をずらすことにより適度な距離を保つことも可能です。

夏はお盆の帰省や、旅行などお出かけをする機会が増えます。今年はみんなが様子を見ながらできる範囲でお出かけをすると思うので、いつもよりも適度な距離を取りやすく、かえって心地良い時間を過ごせるかもしれませんね。

お出かけするときに心がけたいのは、移動する手段や時間など子どもの生活リズムに合わせて選択することです。

午前中 身体を使った活動時間 →早起きして移動。昼食までに遊ぶ時間を作る
昼食 →適度な活動でお腹がすく
午睡または休息→昼食後眠くなるのを利用して、静かになる時間を作る(移動)
おやつタイム →午睡または休息から覚めた頃に気分転換のおやつ
夕方 活動時間 →活力が戻ったところで遊ぶ
夕食 →ひと遊びしてお腹が空く
睡眠 →日中の活動ができると夜も寝やすくなる

リズムを作るときに、大人側の気持ちを作っていくのがポイントかと思います。活動的な時間は、気持ちを上げて、落ち着いた時間(食事や、休息)は少しトーンダウンしてと気持ちを合わせていくとそういった空気が生まれます。空気を生むことを心がけると、リズムが作りやすいのでぜひ試してみてください。

サポートしていただけると今後の励みになります。皆さんからいただいたサポートは、こどもを巡るくらしをサポートして更なる循環をつくります。