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■vol.134【L北斗Sハーデスの適正台数は?】また「Sカバネリ」「LHey!鏡」「Lヴァルヴレイヴ」の適正台数は?

新台リリースから6日目が経過しております。初日の予測から大きくかわらず、PS新機種は最も長い貢献が予想される機種でも8~10週程度となり、いずれも平均貢献週程度の数値で推移しています。
 
それよりも今週に入って、明らかに市場の客数が減少傾向となっています。おそらく今年一年通して市場の客数は同じか、微減することになることが予測されます。仮にそのようになる場合、1~2月市場客数が一時的に上振れした分、どこかのタイミングで下振れすることになり、年間の平均市場客数が調整されることになります。そしておそらくそれはこの3月中旬~4月GW前までのタイミングも含まれると思います(つまりこれからの期間は下振れ時期に入るため、業績は苦しくなる可能性が高い…)
 
みなさま、ここは踏ん張り時どころ!と言いたいところですが、ここで踏ん張れるかどうかは2~3ヶ月前からの準備で決まっており、今からできる事は限られています(中古や新台はもう間に合わないし、イベントも瞬間的な見た目稼働は取れるが、付け焼刃的なイベントは中長期的には意味はないため)。
 
ということで、準備不足の場合は、何もせず耐える選択をする方が自店にとってのダメージ(粗利ロス)は軽減されると思います。無計画な悪あがきは余計に体力を失うことになり傷口を広げることに成りかねません。
 
ということで本日は4月以降の20スロ市場を予測して、5月GW商戦以降の戦い方を先に準備しておきたいと思います(最高の攻撃と、最高の守備のために)。
 

―では本日もさっそく「Pハイミドル新台」の6日目数値から

6日目の客数支持率を他機種の6日目と比較してみます
(機種名  支持率  稼働率  当日の4パチ平均稼働)
「Pルパン三世真速 H1YZ1 3/6:282%:68.9%:24.4%」
「Pフィーバーアクエリオン7 F 3/6~:272%:66.4%:24.4%」
「Pぱちんこ乃木坂46 トレジャーver. KCJ2 3/6~:267%:65.2%:24.4%」
「Psin七つの大罪 V1K 3/6~:246%:60.1%:24.4%」
「P地獄少女3000ver. 2/20~:293%:76.3%:26%」
「P北斗無双4 2/6~:228%:64.7%:28.2%」
「Pダンベル何キロ持てる 2/6~:250%:70.8%:28.2%」
「P天才バカボン 2/6~:260%:73.7%:28.2%」
「P牙狼ゴールドインパクト:289%:75.2%:26%」←ルパン真速
「P花の慶次3黄金一閃:251%:65.5%:26%」
「Pモンキーターン6:215%:50.9%:23.6%」
「Pワンパンマン:306%:72.4%:23.6%」
「Pゴジエヴァ:341%:77.2%:22.6%」
「Pシティーハンター:299%:77.3%:25.8%」
(※すべて独自調べ)

6日目は「Pルパン真速」が「Pアクエリオン」の数値を抜きました。近い機種は「P牙狼ゴールドインパクト」ですが、同機は8~10週の貢献予測となっていますので、これまでの予測と大きく変わらず「Pアクエリオン」、また「Pルパン三世真速」も同程度の貢献が予測されます。


―続いてS新台「SガンダムUC」と「S戦国コレクション5」

6日目の客数支持率を他機種の6日目と比較してみます
(機種名  支持率  稼働率  当日の20スロ平均稼働)
「S機動戦士ガンダムユニコーン sF 3/6~:231%:79.6%:34.4%」
「S戦国コレクション5 3/6~:214%:73.7%:34.4%」
「S盾の勇者の成り上がり 2/20~:205%:73.7%:35.8%」
「S戦国無双 2/6~:204%:75.6%:37%」
「S緋弾のアリアⅡ 2/6~:207%:76.8%:37%」
「Sモンハン1/30~:262%:87.4%:33.3%」
「Sモモキュンソード1/10~:224%:76%:33.9%」←ガンダムUC
「LHey!鏡12/5~:262%:85.9%:32.8%」
「Sとある科学の超電磁砲11/7~:273%:79.7%:29.2%」
「SバイオハザードRE2 10/3~:272%:81.3%:29.9%」
「Sペルソナ5 9/5~:255%:78%:30.6%」
「S閃乱カグラ 8/22~:273%:81.3%:29.7%」
「Sフェアリーテイル 8/1~:284%:78.8%:27.7%」
(※すべて独自調べ)

6日目で「SガンダムUC」と数値が近い機種は昨日と変わらず「Sモモキュンソード」です。同機は8~10週の貢献予測となっていますので、今回の「SガンダムUC」もこれまでと予想変わらず同様に8~10週の貢献が予測されます。


―4月以降の20スロの戦い

【2023年4月「ARTAT」30000台、「スマスロ」38000台=合計68000台】
がリリース予定となっています。ここから販売台数と機種の傾向など環境が比較的似ている過去月を参照して市場の台数シェアと客数シェアがどの程度増えることになるのか、そしてその月のリリースが予定されている「L北斗の拳」「Sハーデス」の客数シェアの予測から、導入後の適正台数の算出をシミュレートしていきたいと思います。

また、その際に現Sメイン機種「Sカバネリ」「LHey!鏡」「Lヴァルヴレイヴ」はどのように客数シェアが変化し、適正台数はどの程度かを考察していきたいと思います。


―さっそく結論から

2023年4月「ARTAT」30000台、「スマスロ」38000台=合計68000台
→前月対比の台数シェアは(+0.1~0.8%)→現30.0%から30.1%~30.8%までアップ
→前月対比の客数シェアは(+0.9~1.8%)→現33.7%から34.6%~35.5%までアップ

が想定されます。算出根拠としては、昨年の11月、12月の「スマスロ」販売時の市場変化を参照しています。

・2022年11月「ARTAT」37000台、「スマスロ」37000台=合計74000台
前月対比の台数シェアは(+0.1%)
前月対比の客数シェアは(+0.9%)

・2022年12月「ARTAT」56000台、「スマスロ」20000台=合計76000台
前月対比の台数シェアは(+0.8%)
前月対比の客数シェアは(+1.8%)

それぞれ(台数シェア)(客数シェア)は上記のように変化しています。そのため今回の4月も上記の範囲内で市場が動くことを想定しています。これは概ね2021年1月以前のスロット市場が好調だった(高射幸機、5号機が稼働していた)時期と同水準となります。おそらくこれ以上客数シェアは増えない?スマパチ次第?パチンコ市場次第?


―では4月メイン新台「L北斗の拳」「Sハーデス」はどうなる?適正台数は?そしてその時「Sカバネリ」「LHey!鏡」「Lヴァルヴレイヴ」の数値の変化は?

これも結論(それぞれの店内適正台数シェア)から
【L北斗の拳】=初期5%ですが、「Sカバネリ」と同水準の動きであれば3ヶ月後は4.3%程度が推奨シェア。「LHey!鏡」と同水準の動きをするのであれば3.5%以下を推奨。

【Sハーデス】=初期5%ですが、3ヶ月後は2.7%程度が推奨シェアとなる見込み。

【Sカバネリ】=4.3%(全国平均)で問題なし。

【LHey!鏡】=3.5%以下、店内の客数シェアに合わせていくべき。下げ止まらない機種。

【Lヴァルヴレイヴ】=現在の2.7%(全国平均)で問題ないが、「Sハーデス」の動き次第

と考えています。

①    まず北斗の拳・ハーデス・カバネリ・鏡・ヴァルブレイヴ。5機種の客数シェアを想定してみます。

【Sカバネリ25000台】
台数シェア4.3%
客数シェア7.6%
客数支持率179%

【LHey!鏡25000台】
台数シェア4.4%
客数シェア5.2%
客数支持率118%

【Lヴァルヴレイヴ18000~20000台】
台数シェア2.7%
客数シェア3.6%
客数支持率130%

3月11日現在の3機種(台数シェア)(客数シェア)(客数支持率)はそれぞれ上記のようになります。そして4月販売予定の「L北斗の拳」「Sハーデス」の販売台数と台数シェアは以下のようになります。ここから”機種の実力(客数支持率)を仮定”して客数シェアを試算します。

【L北斗の拳35000台】
仮に「Sカバネリ未満~L鏡以上」の貢献を想定した場合、同機の5月の月間支持率は(客数支持率165~220%)と仮定することができるため、これを逆算すると(客数シェア8.3~11%)となります。
台数シェア5%
客数シェア8.3~11%
客数支持率165~220%

【Sハーデス35000台】
仮に「Lヴァルヴレイヴ」と同水準の貢献を想定した場合、同機の5月の月間支持率は(客数支持率190~220%)と仮定することができるため、これを逆算すると(客数シェア9.5~11%)となります。
台数シェア5%
客数シェア9.5~11%
客数支持率190~220%

②    前述のように”機種の実力(客数支持率)を仮定”して5機種の適正各店設置台数シェアを決定していきます。

◎4月S新台
【L北斗の拳】

「LHey!鏡」と近い推移となると考えています。「LHey!鏡」は12月の販売から現在までの約3ヶ月間で客数支持率を(221%→165%→134%→118%)と落としており、同機の販売台数合計が25000台(台数シェア4.4%)であることを考慮すると適正台数は店内20S設置台数の(4.4%以下)が推奨となります。

ただし【L北斗の拳】が「Sカバネリ」と同水準の貢献を見込んだ場合においては同機は7月の販売から現在まで(225%→179%)と非常に高い数値となっているため、適正台数は店内20S設置台数の(4.4%まで)は全く問題ないシェアとなります。

「Sカバネリ」以上の貢献は難しいと考えているため、初期5%のシェアはすでに多いと考えています。

【Sハーデス】
「Lヴァルヴレイヴ」と近い推移
となると考えています。「Lヴァルヴレイヴ」は11月の販売から現在までの約3ヶ月間で客数支持率を(253%→118%)と落としており、同機の販売台数合計が20000台(台数シェア2.7%)であることを考慮すると適正台数は店内20S設置台数の(2.7%以下)が推奨となります。

また「Lヴァルヴレイヴ」リリース時期とは競合機種の多さが大きく異なっており、中長期的な視点ではさらに台数シェアを下げる必要があると思われます。

◎S既存機種
【Sカバネリ】

本機は11月~12月の「スマスロ」リリース時でも客数支持率を大きく落としていない(211%→190%)ため、4月のS新機種販売時でも同様に大きく客数支持率を下げないと考えています。客数支持率を現在の179%→159%と仮定した場合でも
台数シェア4.3%
客数シェア6.8%
客数支持率159%
と十分な客数を確保することが可能であるため、適正台数は店内20S設置台数の(4.3%)でも問題ない数値となります。

【LHey!鏡】
本機はリリース時の12月から3月現在までで客数支持率を(221%→118%)と落とし続けているため、4月のS新機種販売時でも同様に大きく客数支持率を下げると考えています。客数支持率を現在の118%→80%と仮定した場合
台数シェア4.4%
客数シェア3.5%
客数支持率80%
のように推移する可能性があります。そのため適正台数は、同機の店内客数シェア(3.5%以下)が推奨となります。

【Lヴァルヴレイヴ】
本機はリリース時の11月から3月現在までの客数支持率が(253%→188%→156%→137%→130%)とこの2ヶ月間で下げ止まっています(※L鏡は落ち続けている)。これは競合機種が存在しない”スペックの唯一性”によるものであることが考えられます。そのように考える場合、4月のS新機種販売時でも大きく客数支持率を落とさないことも考えられます。そのように仮定して客数支持率を現在の130%→120%と仮定した場合
台数シェア2.7%
客数シェア3.2%
客数支持率120%
のように推移する可能性が考えられます。そのため適正台数は店内20S設置台数の(2.7%)でも問題ない数値となります。ただし、「Sハーデス(同様の高単価機)」による影響が想定よりも大きい場合は(2.7%以下)にしていく必要があると思われます。

と、あくまで上記のように”機種の実力を仮定”した場合の適正台数シェアとなります。ここをどの程度の数値で想定するかで当然適正台数は変わってきます。

店内の整理、皆さまのホールにおかれましての機械戦略の一助になれば嬉しく思います。

P業界の准教授@Pラボラトリー
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