■vol.31【営業提案】ドミナント店舗限定。業績をあげていく！

今回は”同一都道府県内で複数のドミナント店舗を有する法人”の業績アップのための提案となります。

―複数店舗限定（特に同一都道府県内）

まずは具体的なアクションをお伝えします。後ほど根拠をご説明します。
実施日時：12/15~22までの1週間（年金支給日を起点とする）
実施内容：
1． 海とジャグラーを訴求する内容のWeb広告をドミナントエリアに投下
2． ジャグラーの期間平均設定を2.5（日毎はバラバラでも良いが①②③④のみ使用）
3． 期間内で最も効果的と思う日に販売会（○○市などの企画）を実施
4． 店内でも実施の案内を行う

得られる効果：
・エリア合同なので単価が下がる（販促費用、実施費用など仕入原価を抑えられる）
・単店単位だと効果が低くなる店舗も出てくるが、全体的な費用対効果は高まる
・目的とターゲットが明確なため、オペレーションやツールを統一できる
・射幸性以外を求めるお客様のニーズを満たせる（過剰な放出は必要なし）

考えられるリスク：
・効果の高い店舗、低い店舗に分かれる可能性がある

上記のように基本的にリスクが少なく、得られる効果（リターン）の方が高くなると考えられます。

―根拠

1． 直近のファン感謝デー、10月の年金支給の効果から
2． 高射幸スロット市場でありながらもジャグラーシェアに変化がないため
3． 消去法で効果がない、または低いものを省いた結果から
4． 費用（仕入原価）に関してはグロスになるので必然的に安くなるはず

主な根拠は上記になります。項目ごとの数字根拠を以下に示します。

【直近のファン感謝デー、10月の年金支給の効果から】
・ファン感謝デー実施前後の客数を比較
（実施前11/11~13の4パチ海＆1パチ客数合算を100とする）
（実施後11/18~20の4パチ海＆1パチ客数合算は106％）

・10月年金支給前後の客数を比較
（年金前10/7~13の4パチ海＆1パチ客数を100とする）
（年金後10/14~20の4パチ海＆1パチ客数は105％）

【高射幸スロット市場でありながらもジャグラーシェアに変化がないため】
・スマスロ導入前後の客数を比較
（導入前11/14~20のジャグラー客数シェア12％）
（導入後11/21~27のジャグラー客数シェア12％）
と変化なし

【消去法で効果がない、または低いものを省いた結果から】
・4パチ「ハイミドル」「ミドル」「ライトミドル」「甘デジ」などは現状と先の状況を考慮しても投資対効果が低くなる見込み
・6～6.5号機AT機「Sカバネリ」「S犬夜叉」以外は投資対効果が低く、この先も同様の動きとなる見込み

【費用（仕入原価）に関してはグロスになるので必然的に安くなるはず】
・これは店舗毎に見積もりを取るよりもグロスで見積もった方が安くなるはずなので割愛

―まとめ

上記より、ドミナント店舗、もしくは全国的にみても共通して効果の低いものを省き、逆に共通して効果が見込める施策をグロスで実施することで（仕入原価を落とし、全体効果が高くなる）見込みとなります。

繰り返しますが、今回は”同一都道府県内で複数のドミナント店舗を有する法人”の業績アップのための提案となります。

そこまで実施のハードルは高くない上に、費用も掛からない、かつ共通して効果が出やすい施策とターゲットとなる客層のみを選択しています。スマスロの多寡、有無を問わずに実施することが可能となります。

わざわざ難しく、複雑に戦略を考える必要はないのですが、市場の流れがはやく、「6.5号機」「スマスロ」「Pゴジエヴァ」など複数の大きな要素が重なっているため、結局何をしてよいかわからず気が付いたら時が過ぎ、同じことを繰り返している傾向があります。

ここはシンプルに、
“市場のニーズは何か？”
”仕入原価を抑えて効果を最大化するための手法は何が良いか？”
一旦書き出すなどして可視化してみてはいかがでしょうか？

P業界の准教授＠Pラボラトリー
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