■vol.56【営業提案&未来予測】来年の戦い
―今年の12月と昨年12月の市場推移はほぼ同じ
以下2つのグラフは(上段:今年12月の客数推移グラフ)(下段:昨年12月の客数推移グラフ)となります。驚くほど似通っています。これは”今年12月の市場と昨年12月の市場は同じ推移となる可能性が極めて高い”ことを示しています。
そしてPS新台の販売状況は
今年12月の販売機種(P:約5.5万台 S:約3万台)
去年12月の販売機種(P:約5万台 S:約3.5万台)
となっており、こちらもほぼ同条件となります。続いて月間の客数推移を確認していきます。まずは2020年12月~2021年12月の月間客数推移です。
注目は2020年12月から2021年1月の客数の変化です。少し分かり難いですが、(市場全体、4パチ、1パチ、20スロ)の客数が増えています。続いて2021年12月から今年12月現在までの客数推移を確認します。
お分かりただけるでしょうか?こちらも同じく(市場全体、4パチ、1パチ、20スロ)の客数が増えています。つまり
2020年12月→1月市場全体=4パチ、1パチ、20スロの客数増加
2021年12月→1月市場全体=4パチ、1パチ、20スロの客数増加
上記の期間は2年連続で同じ動きをしていることがわかります。では今年は
2022年12月→1月市場全体=???????????
どのように予測することができるでしょうか?
また2023年1月のPS新台販売予定は以下のようになっており、P新台はS新台の約3倍が予定されています。
来年2023年1月の販売予定機種(P:約9万台 S:約3.2万台)
市場は新台の販売台数に大きく影響されるため、ここからシンプルに市場予測と種別ごとの対策を考えるとするなら
ー2023年1月~2月の傾向と対策
【4パチ=市場上昇の可能性が極めて高いため、積極的な施策と投資を行う方が効率的】
【1パチ=市場上昇の可能性が極めて高いため、積極的な施策と投資を行う方が効率的】
【20スロ=市場は停滞、もしくは減少の可能性が高く、過剰投資はリスクが高い。様子見】
【5スロ=市場は停滞、もしくは減少の可能性が高く、過剰投資はリスクが高い。様子見】
大きな方向性としては上記のようになります。当然、高単価部門に投資する方が良いため、
【今年の1月~2月は4パチを重点的に強化し、1パチも合わせて強化することでパチンコ部門の客数を上げていくことが効果的となる。スロット部門は市場停滞の可能性が高いため、現状維持を目標とする方がよい】
と考えることができます。いかがでしょうか?現状からの予測と現時点の肌感覚(スロット市場トレンド)には違いがあります。市場客数上昇の可能性が極めて高い”P市場を重点的に攻めるために今から仕込む”のか、それとも今上昇気流に乗っている”S市場がそのまま盛り上がると想定して今の延長線上で仕掛ける”のか、おそらく得られる結果は今から来年をどのように予測するのかで小さくない変化が起こると思われます。私は来年1~2月はP市場に客数が流れ、S市場は盛り下がることを想定して今から戦略と戦術を検討していきます。
また、これらを予測した上であえてS市場に対する戦略と戦術を検討するのとしないのとでも結果は変わるのではないでしょうか?
P業界の准教授@Pラボラトリー
―――――――――――――――――――――
Twitterフォローと(記事へのいいね!)も良ければお願いいたします。
(P業界の准教授@Pラボラトリー@1Q841978)
定期購読サブスク、有料noteの販売も開始予定です。
最後までご覧いただきありがとうございます。
今後も応援していただけると嬉しいです!
よろしければサポートお願いいたします!いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!