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■vol.177【王道営業と、差別営業を同時進行で進めればいい!】

王道とされる営業戦術は極めてシンプルに「L北斗中心」となります。抜群の数値のためです。おそらく会社の上層部になればなるほど、
「L北斗の拳を増やしていく!設置比率10%目標だ!」
「L北斗の拳のイベント実施だ!北斗(もしくはカバネリ、鬼武者、ジャグラー)を出す!」
「L北斗の拳の販促量を増やせ!北斗の設備や装飾面積を増やしていくべきだ!」
となることが容易に想像できます。

そのため【王道戦術】としては以下のように
ターゲット部門|20S
ターゲット世代|中高年
ターゲット機種|L北斗の拳
消費者の心理は|待ってでも、並んででも、低設定でも打ちたい
消費者の取る行動は|まずは北斗の拳を探す
自店のとる行動は|北斗を増台、販売促進の強化、放出やイベントの実施
競合店のとる行動は|北斗を増台、販売促進の強化、放出やイベントの実施
となるのではないでしょうか(※細分化、詳細は省くとして)。

ここで、差別化というか【平行戦術】として有効なのは”北斗と因果関係が低い事象”であると考えられるため、【平行戦術】は以下のようになると思われます。
ターゲット部門|4P海シリーズ、1P、5S
ターゲット世代|シニア層
ターゲット機種|海シリーズ、1P5S全般
消費者の心理は|"マスク緩和、コロナ引き下げ、PS低貸への機械押し出しによる遊技意欲アップ。ただし物価高によりお金があるわけではない。"
消費者の取る行動は|PS低貸で好きな機種を、ゆっくり打ちたい(満足感、勝率>>金額)。
自店のとる行動は|PS低貸へ機械を入れる(準新台で十分、できるだけ頻度を上げる)。
できればシニア向けの機械を優先的に入れていく。
競合店のとる行動は|入替毎に機械を成り行きに任せて。シニア向けか否かを判断する可能性は低い。20S北斗の優先順位が高い。

ここのポイントは”北斗と因果関係が低いこと”だと考えます。理由は北斗と因果関係が強いとお互いの遊技客層を取り合うことになり、また北斗が落ちると因果関係の強い機種や部門も落ちていく【共倒れ】の可能性が高くためです。

また、”因果関係が低い”=お互いの遊技客層を取り合わないため、同時進行することができるメリットがあります(カレーとハヤシライスは一緒に頼めないが、カレーとナンは同時に食べることができる)。


―では「Lゴブリンスレイヤー」「Sハーデス」の7日目数値から!

(機種名  支持率  稼働率  当日の20スロ平均稼働)
「Lゴブリンスレイヤー 4/17~:205%:76.7%:37.3%」
「Sハーデス 4/17~:199%:74.4%:37.3%」
「L北斗の拳 4/3~:262%:93.4%:35.5%」
3/20~SオーバーロードⅡ(238%:81.8%:34.3%)
3/6~S機動戦士ガンダムユニコーン sF(230%:75.1%:32.7%)
3/6~S戦国コレクション5(217%:71.2%:32.7%)
2/20~S盾の勇者の成り上がり(201%:69.3%:34.5%)
2/6~S戦国無双(215%:71.7%:33.3%)
2/6~S緋弾のアリアⅡ(209%:69.7%:33.3%)
1/30~Sモンハン(242%:85.5%:35.3%)
1/10~Sモモキュンソード(203%:71.9%:35.4%)
12/5~LHey!鏡(250%:85.4%:34.2%)
11/7~Sとある科学の超電磁砲(262%:78.4%:29.8%)
10/3~SバイオハザードRE2(258%:79.9%:30.9%)
9/5~Sペルソナ5(240%:75.5%:31.4%)
(※すべて独自調べ)
 

―続いて「eスマパチPハイミドル新台」の7日目数値から

(機種名  支持率  稼働率  当日の4パチ平均稼働)
「eルパンザファースト 4/17~:223%:52.5%:23.5%」
「P炎炎の消防隊 4/17~:302%:71%:23.5%」
「P天龍∞ 4/17~:114%:26.8%:23.5%」
「e聖闘士星矢349 4/3~:260%:59.8%:23%」
「Pダインバイン 4/3~:202%:46.4%:23%」
「P GOGO郷 4/3~:216%:49.6%:23%」
「Pプロゴルファー猿 4/3~:171%:39.4%:23%」
「Pルパン三世真速 H1YZ1 3/6:276%:65.7%:23.8%」
「Pフィーバーアクエリオン7 F 3/6~:265%:63.2%:23.8%」
「Pぱちんこ乃木坂46 トレジャーver. KCJ2 3/6~:259%:61.8%:23.8%」
「Psin七つの大罪 V1K 3/6~:241%:57.4%:23.8%」
「P地獄少女3000ver. 2/20~:290%:75.1%:25.9%」
「P北斗無双4 2/6~:234%:60.9%:25.9%」
「Pダンベル何キロ持てる 2/6~:253%:65.6%:25.9%」
「P天才バカボン 2/6~:270%:70%:25.9%」
「P牙狼ゴールドインパクト:280%:72.9%:26%」
「P花の慶次3黄金一閃:244%:63.5%:26%」
「Pモンキーターン6:206%:50.3%:24.3%」
「Pワンパンマン:301%:73.2%:24.3%」
「Pゴジエヴァ:309%:77.8%:25.1%」
「Pシティーハンター:284%:74.7%:26.3%」
(※すべて独自調べ)

王道営業は、それが最も効率的であり、リスクが少なく効率の面からみるとわるい要素は一切ありません。

そして、むしろ競合がやってくることもわかっているから、”みんなで赤信号を渡れる安心感”が約束されている状態であり、これはだれの責任にもならず、提案する側も決済する側もリスクがない(失敗しても、まわりも同じ結果になるだけなので)。

わたしもこれを否定する要素は一切もち合わせていないため、否定することはありません。どちらかというと、この王道営業をしないと引き離されるだけであるため、ついていくつもりです(まあ、何も考えなくてもよいので楽ですし)。

ただ、お伝えしたいのは
【王道営業か、差別化営業のどちらかを選択するのではなく、両方同時にやればいい】
ということです。どちらが正しいとかではありません。”どちらかしか選択しない”、ということを無くしていきたいと思っています(P業界はどちらかが正、否で考える慣習が極めて強い)

自分が考えるベストは、多くの他の誰か、もしくは競合も必ずベストとして考えています。

P業界の准教授@Pラボラトリー
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