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特別を目指すと個性がなくなる

あんたは美人じゃないけど、味わいがある

10年以上前、働いていた福祉施設の送迎バスの運転手(70代の紳士)に言われた言葉。

味わいがあるって…味わいがあるって……
わたしにとって最高のほめ言葉なんですけど!!

この人、分かってるわぁ、むふふ。

美人じゃないって言われる自分も素敵!
美人を目指してなくもなかったけど、ちょっとそっちではないなあと分かってきたときだった。
だから、なんかほっとした。

ちなみに、わたしの名前の「味わいライフ」というのは、ここから来ている。

それ以来、わたしはわたしの味わいを探し続けてた。

味わいというのは、きっとわたしがわたしとして生きたときに自然に出てくるものなんだと思う。
何か特別なことをするとか特別な者になるとかではなく。特別を目指すことで失われるもの。

今年になって、気づき始めた。
特別を目指すことって、個性を無くすことと同じなんじゃないか、と。

それで髪を切った。
ずっと短かったわたしが髪を伸ばすことは、特別な感じがする!そうやってがんばるって素敵!
みたいな気持ちがあったのかもしれない…今思えば。

でも「そんなことしてる場合じゃない!」と思ったわけだ。

次はコンタクトレンズをやめる。
そろそろ近くが見えにくくなってきている。眼科へ行ったら「老眼ってほどじゃないけど、コンタクトレンズの上から老眼鏡をかけたら、見るのが楽になる」と言われた。
わたしは、それがなんか嫌だった。
上から老眼鏡をかけてまで、コンタクトレンズつけなきゃいけないの?
裸眼なら手元は見やすいのに。

つけていると便利には違いない。視野にめがねのように枠は見えないし、アイメイクしやすいし、ブローもしやすい。
だけど、わたしはコンタクトレンズをつけている自分に飽きてしまった。面白くなくなった。

試しに、週末だけめがね生活にしている。楽しい。眼鏡だと、おしゃれの自由度が増す。おまけにこころまで解放される。外したら読書がしやすい。

コンタクトレンズの定期便も3月で処方箋がきれるし、いいタイミング。

あとは、度だ。このメガネは疲れる…。
眼鏡屋さんめぐりがはじまった(結局そんなに行かなかったけど)。
ああ、気に入ったフレームに出会えない………

つづく


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