老いるとは(Ⅵ)
身も心も硬くなる
年を取ると体だけでなく、心も硬くなる。
心が硬くなるとは何か⁈
『 人の言うことを素直に聞かない、聞けなくなる 』
このことはもともとの性格にもよるが、これが2段階、3段階レベルアップするのだから、回りの人はたまらない!
年を取ると、意固地になるのである。
何故、意固地になるかというと、膝や腰などのパーツが老朽化して痛みが生じ、思うように体が動かせなることや物忘れがひどくなることが引き金になっているように思う。
もう若くはないのだから、素直に老いを認めて受容してくれれば、サポートしやすいのだが、俗に言う「 可愛げのなさ 」が全面に出てくるので厄介である。
そして、老いを隠そうとすることが、問題の解決をいっそう遠ざけて行く。
老いを指摘されようものなら、不機嫌になったり、馬鹿にされたと思い、思わず声を荒げたりするようなことも起こってくる。
馬鹿にされないようにするために、知っている振りをしたり、自分の過去の栄光を自慢したりするようになる。
老いとは厄介なものであり、いつかは皆に訪れるものである。
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