高齢者・子ども・ペット…

1ヶ月ぶりの札幌に。
すでに晩秋。

苫小牧から札幌への移動、支笏湖経由にしました。

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残念ながら夕暮れには間に合わず。
でも、こういう景色を見られるだけで心が癒されますよね。


さて、前回のコロナ懸念騒動で、
一話空いてしまった前々回の高齢者の話の続き、改めて。

高齢者向けの水中運動、
今では高い評価を広く受けてますが、その頃はまだ一部の人たちだけからでした。

当時の厚生省はとても注目していましたが…

何でもそうなんですよね、
新しいことはきちんとした評価が得られるのには相当な時間がかかるもの。

特に、日本はその傾向がより強いんじゃないかと。
実績とか先行例をもとに判断する人が圧倒的に多いですからね。


水中運動の効果は今や常識。
とはいえ、それだけを単体で事業収益化するのは簡単ではない。

だから、なかなか取組みが拡がらなった、それも理由の一つかも。


自分はそれをリゾート事業に活用することが主眼でしたし、

さらにそれを実際には、
2014年以降のペット関連事業にも活用しようとして…

これは結果的にその後の「転落」の主因の一つになってしまったわけですが。。


いずれにしても少子高齢化が進む中で、
高齢者を受け入れを拡充できるリゾートを目指していましたわけです。

シルバー・クラブメッド

そんなコンセプトで…

クラブメッドというリゾートのモデルを参考に、要介護高齢者にも楽しく過ごしてもらう構想や、
最終的にはCCRC(Continuing Care Retirement Community)を
八ケ岳の地で展開したいという夢が。


平日と休日や季節感の稼働格差を埋めるため、
または新規の設備投資が容易でない中で、
高齢者に喜んで利用してもらうためのソフト面を充実!

それが整えば、移住する人たちも増え、地域全体の価値も高まる!!

実際にリゾート開発、別荘・コンドミニアム分譲、リゾート宿泊施設の運営、会員制事業…

複層的な事業展開だけに、相乗効果は極めて高いものと考えていたわけでして。

米国フロリダ州のBoca Ratonに自費で視察に行ったり、
文献はじめさまざまな情報を集めて、自分なりに研究したことを懐かしく思い出します。


とんでもなく分厚いレポートをまとめ、
さまざまな仮説をもとに事業可能性をプレゼンしましたが…

経営再建期であり金融機関出身の経営幹部からすれば…

???…なんですよね。

愛犬家向けのリゾートは目先判断で動いてくれましたが、
将来像を描くなんていうのはもってのほか、みたいな感じで。

当然ながら先行事例が無きゃダメな分野の人たちだし。。

そのあたりの価値観の相違が独立を決めた大きな要因でもあったわけです。

もっともその決断があったから今があるわけで…
人生ってやっぱり不思議なんもんでよね(笑)


もっとも、この頃の研究が、
結果的に独立後にリクルート社の仕事を手伝うことに繋がってもいましたし…


新しいことに取り組むのはリスキーではあるものの、
自分の可能性を広げる意味でも大きなプラスにもなるわけで…


この国自体の可能性という意味も含めて、
どんどん新たなことにチャレンジしやすい環境になればと願うばかりです。

と…

自ら新たなことに挑戦して失敗を続けた言い訳の前振りみたいですが…(苦笑)

一度は断念した夢ですが…

これから増える一方の高齢者、さらにペットと減少する子ども、

それらが上手く組み合わさり、世の中の役に立つ事業、何らかのカタチで取り組みたい!

そんな想いは持ち続けています。


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