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「誰かが言っている」という揚げ足取りをする日本の腐ったメディア

上川外相が「うまずして何が女性か」という発言し、それを撤回したというニュースが話題になっている。

この上川大臣のニュースが流れたのは一昨日の5月18日、静岡市の集会で行った県知事選の応援演説の中で、「一歩を踏み出したこの方を、私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」と述べていたというものだった。

メディア(主にテレビ)は「この発言が問題に発展する可能性がある」と報じていた。

では聞きたい。誰が問題だと最初に言ったのか。

報じているメディアそのものではないか。しかも他人事のような表現で。

「問題だ」とは言わず、「問題に発展する可能性がある」と、他人事のように報じる。

そして関係者や街角の人に質問したりインタビューしたりするのだ。
「この発言についてどう思いますか」と。

マイクを向けられて人たちは、仮に初めて聞く内容であっても、切り取られた「うまずしてなにが女性」だけに反応してコメントする。

これこそ、日本の腐ったメディアの正体だ。

マスゴミといわれる所以だ。

上川大臣の発言は、録音を聞くと趣旨はよくわかる。女性から県知事を生み出したいという思いが、こうした発言になっているということがわかる。

しかしメディアは、「うまずして」の部分だけを切り取り、出産しない女性に対する差別という構図をつくって報道する。

切り取り報道はやめろ。

いつぞやの森元総理が、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会でJOC(日本オリンピック委員会)の臨時評議員会で行った女性差別的な発言が問題になったことがあった。

これも典型的な発言の「切り取り」であり、最終的に森元総理は女性はしっかりしていて素晴らしいという賞賛をしていることが、発言全体を聞いているとわかる。

こういうことをする日本のメディアは腐りきっている。

ジャーナリズムとは到底言えない、ただの切り取り報道しかしないテレビ局、新聞社はつぶれてもらって構わない。イギリスのBBCや週刊文春くらいのことをしてみろ!

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