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1/fのあなたへ。

ひとりでいる時間は富んでいると思う。

もちろん大切にしている人と過ごすことだって貴重な時間ではある。

しかしわたしにとっては、ひとりでいる時間がより貴重なのだ。

その時間を使って、白から何かを創造したり、新しいものを吸収したり、くだらない時間を垂れ流していたかったりする。

おいしいラーメン屋さんに行き、並んで、待って、頼んで、待って、ありついて、満足してお金を払って帰る。

以上がラーメン屋さんに行く一連の流れだが、それがお気に入りのラーメン屋さんだった場合、この一連の流れを定期的に繰り返す。

度を超えると「中毒性がある」とか「やみつき」という表現になる。

本当なら毎日食べたいかもしれないけど、並ぶ時間も嫌だし、毎日食べたら飽きてしまうかもしれない。コストもかかる。だからたまの贅沢として選択をする。

そんな気まぐれでわたしはnoteをしたためる。


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今どきSNSのアカウントを複数持っていることなんて珍しくはないのだろう。

わたしはTwitterは3つ、noteは2つのアカウントを動かしている。

たまに使い分けに悩むことがあるが、ルールがある。

人の目に止まる機会が多くあるアカウントでは誰が見てもなるべく不快にならない内容かつわたしのキャラクターに沿ったもの。

SNSで活動する上で、自分のことを少し知ってもらったり、相手のことを知りたいと思った人たちを選んだアカウントでは私情を混ぜた内容。

最後はシークレットだ。


言葉の力というのは人が思うより効力がずっと強い。

わたしごときが少し何かを言ったからと言って、北極でペンギンが泳ぎ出したり、空が揺れたりするなんてことは無い。

だが、少し何かを言ったことで、勝手に被害妄想をして黒い気持ちになったり、受け取り手の中で作られていくわたしが変化するということは有る。

自分の言いたいことが言いたいように、他人の目に晒される元言えるなんて、実はたいへんなことなのだ。

仕事が終わったらあれをしなくてはいけないとか、明日のおひるはこれにするとか暴露してる人を見るとたまに、人からの反応が会ったりなかったりするにも関わらず、その図々しく自己主張をしても無頓着でいられる精神が羨ましい。半分皮肉だが…

わたしは見ず知らずの人に、自分のどうでもいい話ですら売れない。

あくまでも特別な人に置いておくことが性にも時世にも合ってるのだ。


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偏屈な履歴書にたまに見られる「自覚している性格」という項目がある。

企業に提出する際は、相応の、カバーできる程度の短所と長所を書く事が無難だろう。

実際にわたしが書くとしたらどうなるだろう。


ネガティブな感情として分類されている、嫉妬。

占有とか独占もその友達かもしれない。

2022年となった今年、わたしの同級生は30歳になる。

30年生きた。

思春期と呼ばれる多感な時期から15年ほどは経った。

それでも未だに、独占欲が強かったり、寂しがり屋だったり、甘ったれだったりするのだ。

自覚しているからといって、なんでもかんでも短所がカバーできると思うな。舐めるな。

とりあえず15年で隠す術は得ている。つもりだ。

なので、全く美人では無いし、八方美人というよりかはもはや、十面相のようなものなのではないだろうか。怪盗ではないから二十面もない。

オトナになるって、本当にどういうことなのかわからない。

夜に洋酒を舐めたり、一生に一度の大きな買い物をしたってわからないのだ。

変わっていないことが、悪いことなのかいい事なのかもグレーだったりする。変わることもまた然り。

性格とか性根に関しての短所が変わらないことは、恥ずかしいことなのかもしれない。

実際、大切な人に手紙を書いて、言葉を選んでいた時に自分の真意について客観視した。

不器用なラブレターみたいでムズムズする。

自分の性格を表せと言われたところで、こんなに複雑でめんどくさいものを一言で表現できてたまるか。


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花の成長を倍速で見ると、瞬く間に芽は蕾を膨らませ、開花した花は萎んで無くなる。

花は刈り取られて人の目を楽しませることがハッピーエンドではない。

「枯れる」という現象は主に根へのダメージが要因であることが多い。水切れや根腐れのようなものだ。害虫による被害もあるが、それはさておくとする。

人間の一生の細胞分裂の回数は決まっているという。

肥大していくことが成長なのだろうか。

萎んだ先、種を遺すことは、生物の過程であって開花後の成長とは言わないのだろうか。

矢沢永吉は72歳のロックミュージシャンで、その歳で現役活動できるのは自分だけだと自負している。そんな彼もいつかは乾いてしまうのだろうか。

わたしは枯れても成長したい。

枯れる前のわたしはそう思ってる。

生きていく様子を見ていてほしい。







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